【あらすじ】香港の啓徳空港に降り立つ北原。それを待っていたのは、新興麻薬ルート勢力の毛の配下のチャン。執拗に付きまとうチャンを振り切ると、北原は大岡社長の指示通り、馴染みの取引先である竜のアジトへと赴く。だが、竜は北原からの1億円の取引の申し入れを断る。値段を釣り上げるためだ。だが、北原はあっさりと引き上げてしまい、逆に慌てる竜。ホテルに戻った北原は、再びチャンの訪問を受ける。街のガイドをしてもらう内に、チャンを信用する事にした北原は、麻薬の取引に応じることにする。竜の配下の見張りの眼をかいくぐり、約束の薬を北原に手渡すチャン。だが、執拗な竜は、北原を狙撃する。北原は傷つきながらも東京での打ち合わせ通り、来日する京劇のスター・李淑華に薬の包みを預けると息絶える。さて、東京の大岡興業では、北原の死の真相を探るため、幹部の藤島を香港に送り込む。また薬を受け取るために横浜港に部下を派遣する。李淑華から薬を受け取り、横浜のアジトまで運ぶ。だが、竜たちは李淑華を私刑にかけ、横浜のアジトや香港に送り込んだのが藤島であることをうたわせる。そして、横浜のアジトから薬を運びだそうとする大岡組の車を襲い、薬を奪い去るのであった。一方、香港に飛んだ藤島は、北原が竜に殺されたこと、新たな取引先の毛は、なんと戦時中情報部将校だった藤島の手先であった毛隆昌であることを知る。藤島は毛との旧交を温める間もなく、この事実を持って東京へと舞い戻る。さて、帰国する早々、薬を奪われたことを知った藤島は、大岡組にイヌががいたからだと確信する。その男を指摘するものの、自らが麻薬中毒者であることが露見してしまい、逆に監禁されてしまう。そして、毛が日本へとやって来る。その目的は、麻薬ルートを完全に我が手に治めるために、大岡組と竜一味の内部の攪乱を煽るためだった。先ずは、大岡へと取り入る毛。そして、監禁されている藤島に会った毛は、密かに拳銃を藤島に手渡すのであった。竜一味が、精製した薬をダルマ船で運び出すことを知った毛は、大岡組と竜一味の相討ちを目論み、その場所を大岡に告げる。岸壁に潜む竜一味の香港ギャング。海上のランチに待機する大岡組の東京ギャング。そして、ダルマ船が静かに海へと滑り出す。とその時、監禁場所から逃げ出した藤島のモーター・ボートがダルマ船へと襲い掛かる。ダルマ船の用心棒たちは、藤島に向かって一斉に拳銃を発射する。銃弾の雨をかいくぐって、藤島はダルマ船から麻薬を奪うと、晴海埠頭から陸地沿いへと逃走する。その後を追う大岡組と竜一味。藤島は工事現場へと追い詰められる。藤島を間に対峙する東京ギャングと香港ギャング。もはやこれまでと観念した藤島は、奪った麻薬をコンクリートミキサーへとぶちまける。それを合図にするかのように、凄絶な銃撃戦が開始される。東京ギャングも香港ギャング共に死力を尽くし、すべてが倒れ去る。重傷に息絶え絶えの藤島に駆け寄る毛。香港麻薬取締官の肩書きを持つ毛の手を握った藤島は、静かに息絶えるのであった。
【解説】香港に麻薬のルートを持つ東京の暗黒業者が、他のルートに首を突っ込んだがために、時価1億円にもなる麻薬の原料を巡って三者三竦みの戦いを繰り広げる。ラストでは、東京ギャング、香港ギャング、そして麻薬取締官によるスリルと迫力に満ちたガン・アクションが織り込まれるハード・アクション映画。
【キーワード】 邦画 香港 現代劇 ギャング ガンアクション



