美大の卒業制作に悩み何かヒントを求め街中をふらふらする大紀。ふと気づくと裏道の怪しいギャラリーを見つけて入ってみると、そこは「呪われた絵画」のみを扱う妖しいオーナーと絵画たちが彼を待っていた――
「呪われた絵画」の魅力に引き付けられ、画廊に通い続ける大紀。ある日、車に引かれそうになり助けた老婦人と画廊で再会するが彼女は大紀を全く覚えていなかった……そんな彼女はオーナーにすすめられ、絵を購入しようとするが大紀がすすめた「速水御舟」の絵画に呼ばれ絵の世界へ引き込まれるのであった――
「速水御舟」の絵画の中に引きこまれた、大紀と老婦人、オーナー。なぜ呼ばれたのは老婦人だったのか?彼女の過去を振り返りながらも「御舟」の本体が語る『真』とは!?呪われた絵画で最期に彼らが見たものは――
画廊での日常に今回招かれた『新たな客』。それは大人顔負けで理詰めで迫ってくる、小さな子ども。画廊での言いたい放題の彼のふるまいは静かな日常に波紋を落とす。そんな彼に声をかけたのは「アンソール」の絵画だった。人骨と仮面に囲まれた恐ろしい世界で逃げ回る子供の前に現れたアンソールは彼に何を見せるのか――
突然、目の前で変容したアンソールに驚き逃げ回る少年。逃げ回る中で助けを求めながらも彼は遅まきながら自分の立場と自我に目覚める。少年の『変容』に気付き満足したアンソールは彼の元を去っていく……現実に戻った少年に受け継がれたのは――
大紀が普段通う大学での日常にて同級生である「ゐつき」は並々ならぬライバル心をもって彼と学生生活を過ごしていた。ある日、画廊に出入りする大紀を見つけ何気なく覗いたところに絵に引き込まれる衝撃的なところを目撃してしまう。日常と非現実の間を行き交う彼の危うさを感じて作家としての目的を与えて強引に作家としての自覚を促すのであった……
SNSで飾った自分を見せることで自分の世界に生きている「ひぃこ」そんな彼女は毎日街中でSNSのネタを拾うために彷徨っている。ある日、大紀を見つけた彼女は何か美味しい『ネタ』が無いかと誘われるようにギャラリーにたどり着く。自分が『ネタ』にされるとは思わずに……
甲斐庄楠音の世界に引き込まれたひぃこを『男』の甲斐庄楠音と絵の中を探し続ける大紀。最後に『女』の甲斐庄楠音が残した言葉はひぃこに向けたのかそれとも大紀に向けたものなのか……
相方に解散を持ち掛けられ失意のお笑い芸人は虚しさを抱え街をさまよっていた……そんな中、大紀と出会いふとした偶然から絵の中に引き込まれる。今回引き込まれたのは、甲斐庄楠音を拒絶した土田麦僊の絵画だった。彼は大紀たちにどのような世界を見せるのか……
土田麦僊の世界に引き込まれた一同。そこでは以前見た彼の傲慢さとは違うストイックで繊細な姿を見せられる。善き姿とは?と理想と現実に苦しむ麦僊を救ったのはお笑い芸人の一言だった。最後に麦僊が残した言葉は大紀の心に何を残したのか彼は創作に打ち込み始めるのだった。