女子のように可愛い容姿をもった有栖斗真は、女装姿で学園に通っていたが、教室でスラックス姿で泣いているところを人気者の雨宮に見られてから日常が変わる。泣いてたことをごまかすが、それから雨宮はことあるごとに気にかけて一緒にいるように。放課後も一緒に帰ることを約束し、有栖が急いで教室に向かうと、雨宮は部活で疲れてうたた寝をしていた。有栖は起こさないよう近づくが学園の中心でもある憧れの雨宮と仲良くなれたことに気持ちが昂り、寝ている雨宮にキスをしてしまい……?
寝ている雨宮にキスしてしまったが、学園では普段通りのままの雨宮に一安心する有栖。自分が憧れていたことも雨宮は叶えてくれ、楽しい時間を過ごしていた。けれど、人気者・雨宮との仲を妬んだ男子クラスメイト達にからかわれてしまうが、様子を怪しんだ雨宮に助けられる。からかった男子達に触られると気持ち悪かったのに、心配する雨宮に触られるとなんだか身体がおかしくて…?熱さをしずめる方法を知らない有栖のため、またも雨宮は助けてくれ――。
自身の熱さをしずめてくれた雨宮から逃げ出してしまった有栖は、気まずさから謝ることができず、時間だけが過ぎていった。ついに学校で有栖は雨宮に捕まってしまうが、それでも自分のことを心配してくれる雨宮に思いがこみ上がり自分のとある事情と、雨宮への気持ちを告白する。想いが通じ合ったふたりはキスを交わし、雨宮はそのまま身を任せ――。
雨宮から勇気をもらった有栖は、大事な母親にも自分のことをわかってほしいと男の姿で話そうと決心をする。ところが母親は血相を変え、有栖の話を聞こうともしなかった。悩みを抱えたまま登校すると、周りも有栖の姿がかわったことを噂するが、雨宮と友達はまったく気にせず接してくれていた。自分や周りを頼れ、と雨宮に言われたことを思い出し、有栖は隠し事はしたくないと今までの事情を相談する――!
雨宮と友達に女装していた理由を打ち明け、皆の協力のもと髪を切り男の姿で母親と話し合うことにした有栖。有栖の姿を見て、有栖の母親は激しく動揺し、怒りの矛先を雨宮に向けようとする。けれど有栖は雨宮や友達にもらった勇気を振り絞り、母に対して本当の自分を見てほしいと訴え――。美しく繊細な恋物語、完結!