東京のとある盛り場にある店『ぱろぱろ』。ここは、ママである悦子とチイママの朝子の、二人の姉妹が経営している小さなクラブだ。ある夜、塩崎と名乗る男がやってきた。青年実業家だという塩崎は、この日以来、すっかり常連客になっていった。ある日、店で働いている女の子、かやねの妊娠騒動がおこる。その相手は、祥豊物産の奥田専務ではないかという。困り果てたかやねは、奥田に相談したが取り合ってくれない。その話を聞いた悦子は翌日、奥田に話をつけるために会社に乗り込んでいった。そこで何と、塩崎に偶然出くわす。驚く悦子に塩崎は……
『ぱろぱろ』の年に一回の社員旅行の日。悦子らは、とある温泉宿にやってきた。なかなかいい宿であるが、女将の対応が今ひとつであった。サービスがなってないと怒る朝子をなだめ、温泉に行った悦子は、実はここの宿は女将と主人の二人だけで切り盛りしており、女将の体調がそのためにかなり悪くなっていることを知る。そこに、団体客が芸者を呼べと言い出した。芸者は呼べないが、素人芸でいいなら何かするという女将の返事を聞いた悦子は、こっそりその様子を窺っていた。そして……