「キズと、ともに生きる――」過去のトラウマから恋人との仲を深められない女性・伏見まゆ。母親の束縛から女性に対して苦手意識を持つ男性・世良考。まゆの自殺未遂をきっかけに、不遇な生い立ちの二人は交錯し、やがて数奇な運命が動き出す――。これは、心にキズを抱え続ける男女の社会派サスペンス群像劇。
大人になった今も義父のトラウマを引きずる伏見まゆは、三好に誘われて同じように心にキズを抱える女性達が共同生活を営む自助グループ・「あひるの家」への招待を受ける。だが、女性しかいないはずのコミュニティには、なぜか仙野という奇妙な中年男性も住んでおり…?一方、俳優の世良考は、番組で共演した桜井小春に好意を抱かれ、ひそかにその貞操を狙われることになる。キズが交錯する社会派サスペンス群像劇、第2巻。