わけもなく笑顔を向けてくる彼のことが、苦手だった。人との関わり合いを避け生きてきた高校生の湊、誰からも好かれそつなく生きてきたコンビニ店員、宝栄。コンビニ裏の駐車場で出会った二人は、休憩時間の時だけ会話を交わす程度の仲だった。仲良くなりたいと言う宝栄に対し苦手意識を持つ湊だったが、ある時大きな転機が訪れる。これは友情なのか、それとも…純粋で不器用で歪な関係が始まった。
全部、見せて。駐車場の出会いを経て『友達』になった湊と明維。湊は明維に対し嘘偽りのない関係を求める一方、本音を知られることを恐れる明維はそんな湊に戸惑いを隠せずにいた。とある夜。飲み会の帰り道に湊と偶然出会ってしまった明維は、湊に対し自身が抱える不安を吐露してしまう。「これ以上、壊そうとしないで…」歪んだ愛が形を見せ始める<あの君>第2巻。