ミューレンブルクの街に住むサガは、まだ11歳だというのに働き者でしっかり者の女の子。面倒見もよく、みんなから頼りにされている人気者で、母親とは死に別れてしまったけれども、そんなことをおくびにも出さないサガは元気イッパイな少女だった。そんなサガが見つけてしまったのは、季節使いの少女だった…。
ひょんなことからサガが出会った、人形のように小さくて背中に羽が生えている女の子シュガー。そしてシュガー曰く彼女は、何でも季節使いである雪使いの見習いらしく、一人前の雪使いになるために、魔法学校の課外授業で人間の世界にやってきたらしかった。そんなシュガーが、サガの学校についてきてしまい…。
“魔法の花”の種をサガのトイピアノの上にまいてしまったので、サガの家をすみかと決めてしまったシュガー。そうしてサガの部屋での居候生活が始まったシュガーの前に、“きらめき”を人間界へ一緒にやってきた季節使い見習いのペッパーとソルトが現れた。そんな3人が“きらめき”を探しに向かった行き先とは…。
ハトたちから、以前に人間の学校でとてもきれいなものを見たという話を聞いて、それが“きらめき”だと考えたシュガー、ソルト、ペッパー。一方、彼らの行き先の学校では、サガがグレタと体育のバスケットボールの授業で3 on 3対決の真っ最中。そんな学校へと“きらめき”を探しにきたシュガーたちが現れて…。
いくら探しても見つかりない“きらめき”。そのために先輩の季節使いであるジンジャーに“きらめき”が何か教えてもらおうとするの3人だが、「そんなものは自分で探しなさいよ。」とにべもない返事をもらってしまう。そして、しつこく食い下がる3人の前に、髭モジャの老人の姿をした季節使いが現れて…。
シュガーの母親は妖精界一の雪使い。「そんなことでは母のように立派な雪使いにはなれんぞ!」と長老に指摘されたシュガーは、雪使いになる決意を新たにする。そんな中、家から学校までつきまとってきて迷惑ばかりかけるシュガーに、とうとうサガは怒り出してしまう。それにカチンときたシュガーも…。
「出ていって!もうあんたの顔なんか見たくない!!」とサガにいわれて、部屋を飛び出してしまったシュガー。そしてシュガーは知らなかった。謝罪をこめて“ゴメンナサイ”と書いたノートが、実はサガにとって母親の形見である大切な楽譜だったことを。行く当てのないシュガーに声をかける小さな人影が…。
発明にいそしんでいるフィル、ジャン、アラン。オーロラを作ろうとがんばっていたが、実験は相変わらず失敗してしまう。一方、そんなフィルの様子を妙に気にしているソルト。オーロラを作るのは太陽使いの仕事の1つ。季節使いでも大変な仕事を、人間が思いつきでやろうとしていることがソルトには許せず…。
久しぶりにミハモンド劇団が従業にやってきた。明日から『クマのピアニスト』というタイトルの公演を始めるらしく、その宣伝にトラックが走り回っていた。その日の学校では、その話が持ちきりでサガも行く計画を練り始める。一方、演劇がなんだかわかっていないシュガーたちは、劇場を覗きに行くが…。
芝居でクマを演じていた人物が、自分のコーヒーを窮屈呼ばわりした青年、ヴィンセントだったことに驚くサガ。そんな時、そのハモンド劇団からリトル・ミイにコーヒーの注文が舞い込む。出前に出かけたサガは、「今日はちょっとブレンドを変えてみたんですけど、どうですか?」と彼にコーヒーを差し出すが…。
いくら舞台のためだからといって、粗っぽい演奏をしてしまうヴィンセントを許すことができないサガ。そしてシュガーたちの3人は「自分たちが見えているかもしれない」とヴィンセントを追いかけ始めてしまう。一方サガは、ヴィンセントに対して、心のわだかまりをぬぐい去れず、彼を避けることしか出来ずに…。
左手にケガをしてしまい、次の公演がミューレンブルグでの最後の公演だというのに、ヴィンセントはピアノを弾くことができなくなってしまった。あわや公演中止かと思われたが、その公演のピアノを弾く代わりの人を、サガが引き受けることに。そうして、ハモンド劇団の最後の舞台の幕は上がってしまうが…。
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