- 配信期間: 2015/08/21 ~
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悲しむことさえ許されなかった-。
あらすじ
「海岸線5Kmより内陸にいる人間を暴徒と見なし、無条件で射殺せよ」。1948年10月、韓国軍から突然に発表された布告文に島民たちは恐怖で右往左往する。噂に翻弄されて、ある者は山に逃げ込み、あるものは銃を取って抵抗しようとする。抵抗しながらも、島民は明日には全てが終わり、いつもの暮らしが始まるものと信じていた。しかし漢拏山(ハルラサン)の麓にある村を占拠した韓国軍は村人の虐殺を開始。家を焼き払い、女・子供を問わず人々を追い立てる。家に戻れないことを悟った人々は、洞窟に立て篭もり、生き延びようとする。
解説済州島4・3事件。許されざる慟哭の歴史が、劇映画として初めて完成!第二次世界大戦で日本が連合国に降伏すると、アメリカ軍とソビエト連邦軍が朝鮮半島を北緯38度線で南北に分割し占領した。アメリカ主導で進められた南だけの単独選挙が国の分断を決定的にするとして、1948年4月3日、選挙に反対する済州島民が武装蜂起した。それが発端となり、米軍が作戦統治を行っていた韓国軍と警察は、海岸線5kmより内陸にいる人間を暴徒と見なし、鎮圧の名の下無差別に虐殺―。事態は熾烈を極め、7年もの間に約3万人が犠牲となったが、その大半は思想や信条とは無縁な人々だった…。時の体制に“アカの島”で起きた“共産暴動”と烙印を押され、近年まで語ることさえタブーとされてきた衝撃の事件が、遂に映画化!
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