アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家

アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家
評価する
  • 配信期間: 2025/01/08 ~ 2030/12/31
  • みんなの評価:

『PERFECT DAYS』名匠ヴィム・ヴェンダース監督が描く、驚異の立体映像ワールド

あらすじ

キーファーは初期の作品で、ナチスの第三帝国に異論を唱え、近い過去に起こったことに対する沈黙を破る方法として、戦後ドイツのアイデンティティーと向き合った。ナチス式の敬礼を揶揄したり、国民社会主義時代の建築物やゲルマン民族に対して英雄伝説を視覚的に引用また脱構築したりすることで、自らのアイデンティティーと文化を探求した。1971年からドイツのオーデンヴァルトで活動。1992年までは、リード線、藁、植物、生地、木版画など、この時期を通じて彼が作品に導入した素材や技法や、ワーグナーのニーベルングの指輪、パウル・ツェランやインゲボルク・バッハマンの詩、聖書への言及やユダヤの神秘主義などといったテーマが、彼の作品を象徴している。その後フランス・バルジャックのアトリエに移り現在に至るまで絶え間なく創作活動を続けている。熱心な読書家であるキーファーの作品には、文学や詩の引用が何層にもわたって表現されている。これらは必ずしも固定された関連付けでも文字通りの関連付けでもなく、むしろ重なり合い、織物のように織り込まれて意味を形成する。彼が文章と物体として本に関心を抱いていることは、彼の作品に顕著に表れている。創作活動の当初から彼は、数多くのアーティストブックを手掛けた。アンゼルム・キーファーは、絵画、彫刻、本、写真以外にも、さまざまな場所に手を加えてきた。ドイツのホプフィンゲンにある元レンガ工場をアトリエに変身させた後、インスタレーションや彫刻を創作してそれがその場所の一部となった。フランスのバルジャックに拠点を移した後は、アトリエの周囲の地面を掘り起こし、地下トンネルと地下室を網のように張り巡らして数々のインスタレーションを繋いだ。

解説ナチス、戦争、神話。“傷ついた世界”を創造するドイツ最大の芸術家アンゼルム・キーファーのすべて フランス・バルジャックのアトリエを中心に、彼が創作した数々の巨大な作品群、そして彼の歩んだ人生を追った、壮大な映像叙事詩。アンゼルム・キーファーとヴィム・ヴェンダース。ともに1945年終戦の年にドイツで生まれた2人。アンゼルム・キーファーは、初期にはタブーとされていたナチスを取り上げ、戦後ドイツのアイデンティティと向かうべきだと提唱し物議を醸した。1992年以降はフランス・バルジャックに移りアトリエを構え、神話や哲学をモチーフに活動を続けてきた。ヴェンダース監督は2年以上の歳月をかけてこのアンゼルムの全貌を捉えたドキュメンタリー映画を完成させた。アンゼルム・キーファーの絵画、彫刻、建築、インスタレーションなど多彩な表現によるアートを収めた、3D&6K映像の効果は大きく、目の前に立体的な芸術品の数々が迫りくる唯一無二の映像世界をヴェンダース監督は私たちに見せてくれる。

キーワード 洋画 ハイビジョン ドイツ アート

  • アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家
  • アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家
  • アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家
視聴について
ご購入時から視聴有効期限内、視聴いただけます。
日本国内でのみ視聴可能です。日本国外からはご利用いただけませんのでご注意ください。