歌舞伎町No.1ホストのりゅうや(岡山幸樹)は今夜も太客の風俗嬢のみぃたん(中津川れい)の接客で忙しい。しかし彼にはれっきとした恋人がいた。内藤(下元大夢)というカメラマンの男性だ。内藤はりゅうやの宣材写真の担当をしている。りゅうやの看板写真の撮影の途中で内藤の女上司(綾瀬凛)から電話がかかり、内藤は撮影を中止して女上司に言われた撮影の場所へと向かう。気になったりゅうやは内藤の後をついていく。そこでりゅうやが見たものは・・・
りゅうや(岡山幸樹)が見たものはこれまでに経験したことのない衝撃的な光景だった。蜘蛛の絵柄の白装束を着た妖しい緊縛師の男性(烏丸達平)が童顔のかわいらしい青年(小原琉依)の体を丁寧に縛り上げていく。その様子を淡々と写真に収めていく恋人の内藤(下元大夢)。りゅうやはそれを見て心が奪われ、ホストの仕事もうわの空で接客をしていた太客のみぃたん(中津川れい)に怒られてしまう。
内藤(下元大夢)と緊縛師の京(烏丸達平)は昔付き合っていたが、内藤は自分の夢を追いかけるために京を捨てた苦い過去があった。人を信じられなくなった京は緊縛師の道を歩んでいた。久しぶりの再会に内藤は京を求めようとするが京は拒絶する。りゅうや(岡山幸樹)は内藤に京の緊縛のモデルをやりたいと訴え、内藤はしぶしぶ京の緊縛スタジオにりゅうやを連れて行く。
生まれて初めて緊縛を受けたりゅうや(岡山幸樹)はこれこそが自分の求めていたものだと確信する。お金・女・地位全てを手にいれたものの決して満たされることがなかったりゅうやの心は、縛られて無力になることで本当の自由を感じることができるようになる。かつての恋人同士の内藤(下元大夢)と京(烏丸達平)のわだかまりも解消したかと思った時に事件が起きる・・・
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