16世紀初頭、オスマン帝国の領地マニサ県で軍政官を務める皇太子スレイマンのもとに帝都イスタンブールより火急の使者が馳せ参じる。それは父帝セリム1世崩御の知らせだった。スレイマンは第10代皇帝に即位。やがて最盛期を迎える帝国の新時代が幕を開ける。一方、ルテニアの寒村から奴隷として売られた娘アレクサンドラはオスマン帝国の後宮に献上される。不幸な境遇を嘆くばかりのアレクサンドラだったが、ある日、懐かしい人たちが夢枕に立ち、あることを告げる。
オスマン帝国第10代皇帝に即位したスレイマンは潤沢な資金をもとに軍備を進め、ロードス島へ外征することを宣言する。そして腐敗高官を一掃するため、思い切った英断を下す。一方、皇帝妃マヒデブランと皇子ムスタファがトプカプ宮殿に到着する。そんな中、後宮で側女としての教育が始まった、アレクサンドラは宴で妖艶な舞を披露しスレイマンの心をつかむが…。
スレイマン皇帝の寝所へ向かうアレクサンドラは、皇帝妃マヒデブランに先手を打たれ、不本意にも引き返すはめになる。その後、アレクサンドラとの一夜に水を差されたスレイマンは怒りに任せてある行動に出る。一方、オスマン帝国領シリアで反乱が起こったとの知らせを受け、スレイマンは討伐の兵を送る手はずを整える。習わしである皇帝の寝所で過ごす木曜の夜を楽しみにしていたマヒデブランだったが…。
スレイマン皇帝のお召しを受けたアレクサンドラは、その陽気さで皇帝の心をつかむ。ひと晩のみならず、神聖な木曜日すらアレクサンドラを身近に置く皇帝に、皇帝妃マヒデブランは深く嘆き、アレクサンドラへの嫉妬と憎悪を燃やすのだった。皇帝の唯一の皇子の母親である事実を心のよりどころにするも、皇帝のお気に入りとして奔放に振る舞うアレクサンドラとの対立は深まり…。
牢から解放されたヒュッレム (アレクサンドラ) はスレイマン皇帝の寵愛を受け英気を養う。一方、ハンガリー王国ブダ王宮に向かったオスマン帝国の使者ベフラムは国王ラヨシュ2世に謁見し、朝貢を命じるスレイマン皇帝の書状を手渡す。オスマン帝国トプカプ宮殿では皇帝妃マヒデブランがヒュッレムの指に光るエメラルドの指輪を見て激高し…。
後宮での出世を誓うヒュッレム (アレクサンドラ) は、宦官長に協力を頼む。そんな中、皇帝から贈られたヒュッレムの指輪が盗まれ、大騒動に。犯人捜しが始まり、後宮は戦々恐々となるのだった。一方、スレイマン皇帝のもとにはハンガリー王から貢ぎ物が届く。中を見た皇帝は激怒し…。
皇帝妃マヒデブランからひどい仕打ちを受け重傷を負ったヒュッレムは女官長ダイェの指示により部屋へ運ばれ秘密裏に介抱を受ける。母后はマヒデブランの居室を訪れ、ヒュッレムに対する常軌を逸した行為を厳しく叱責するのだった。一方、スレイマン皇帝は重臣たちとの会議の席で帝国の命運をも左右する、ある大きな決断を下す。その後、夜伽を命じたヒュッレムが姿を現さないことに業を煮やした皇帝は…。
スレイマン皇帝のお召しを拒否したヒュッレムのもとに、怒れる皇帝が乗り込んできた。命令に背いた理由を問いただすが、その腫れ上がった顔を見た皇帝は絶句。自分の部屋に連れ帰り、付きっきりで看病する。一方、その間もハンガリー侵攻に向け、着々と準備は進んでいた。出陣を前に、皇帝とヒュッレムは別れを惜しむ。オスマン帝国とハンガリーが決戦を間近に控える中、後宮の女の戦いも新たな局面を迎えようとしていた。
スレイマン皇帝はベオグラード遠征に出立。皇帝が宮殿を離れている間にさまざまな知識を身につけたいと考えたヒュッレムは後宮宦官長スンビュルに指導を頼む。一方、ベオグラード陥落を目指す皇帝はハンガリー王ラヨシュ2世の急所を突こうと陣中で重臣たちと策をめぐらしていた。そんな中、トプカプ宮殿では皇帝が留守の間に日頃から何かと目に余るヒュッレムを宮殿から追い出そうとする母后の計略が動き出す。
母后の計略により、スレイマン皇帝の家臣の息子に嫁ぐことになったヒュッレムは、皇帝の御子を身ごもったと言って時間を稼ぐ。ウソと分かれば死罪と知りながら、愛するスレイマンを思い、かたくなに懐妊だと言い張るが、ついに内診を受けることになり…。一方、遠征中のオスマン軍は、ハンガリー王ラヨシュ2世が滞在している城を取り囲むが…。
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