英国地理学者のジョナサンは、ピョートル大帝からロシアから東の地図を作成するよう命じられる。道中恐ろしい経験を乗り越え地図を完成させたジョナサンは、謎の中国人と出会い旅路を共にし中国へ向かう。一方、ピョートル大帝は鉄の仮面を被らされロンドン塔に捕らえられていた。同じく投獄された老師と出会いなんとか脱獄するが、老師から印を託され、娘に渡すよう告げられる。
何週間も行方不明になっていた2人の王子と思しき腐乱死体が、ロンドン塔のトランクの中から発見された。エリザベス女王の側近ベアトリスは、犯人として拷問部屋に捕らえられたグレイストックを尋問。実の犯人が他にいることを白状させたが、その後、グレイストックは王子らの亡霊に呪われて死亡する。ベアトリスは死者とコンタクトできる能力を持つヘンリーの存在を知り、嫌がる彼を強引にロンドン塔まで連れていく。だが、ベアトリスは国王エドワード以上の権力を持って久しい国王の弟リチャードに殺害され、ヘンリーも拘束されてしまう。そんな中、若き神父アイザックは、ベアトリスの亡霊と遭遇して事の異様さに気づき、ヘンリーとの接近を図るのだが…。
純粋無垢な美しい少女・ヴァレリエ。彼女には両親がおらず、祖母に厳しく躾けられ育つ。そんなヴァレリエにも、初潮が訪れる。ある日、村にやってきた旅芸人一座に不気味な化け物を見た彼女は、現実とも空想ともつかない不思議で奇妙な悪夢に悩まされるようになり…それ以来ヴァレリエの周囲で怪奇な出来事が次々と起こりはじめる。
現代の東京。高校生カップルの隼人と亜美は、ある日、些細なことでケンカをし、その直後に隼人は交通事故で意識不明になってしまう。憔悴する亜美は、ふと隼人の鞄に入っていたヴィクトル・ユーゴー著の「美男ペコパンと悪魔」を手に取り、読み始める。ゾンネック城主のペコパンは、狩りの名人の美男子で、ファルケンブルク城主の美しき娘ボールドゥールと婚約する。婚礼を3日後に控えた日、ペコパンは狩りに出かけるが、その狩りの腕前を宮中伯に認められ、それをきっかけに世界中を旅することに。さまざまな怪物が待ち受ける旅を終え、ボールドゥールのもとに帰ってきたペコパンだったが、そんな彼を驚くべき真実が待ち受けていた。
村娘に片思い中の純朴な青年デニスはある日、樽職人だった父の死をきっかけに仕事を求めて街へ出ることになる。その一方で、とある王国では凶暴な怪獣の出現に困っていたブルーノ王が、怪獣退治が出来る屈強な騎士を探すため、トーナメント戦の大会を開催。デニスは仕事を求めて偶然ブルーノ王国に足を踏み入れるが、いつの間にかトーナメント戦に巻き込まれ……。
生態系が壊れてしまった地球。一部の富裕層のみが城塞都市“シタデル”に暮らし、ほとんどの貧しい人々は危険な外の世界で僅かな資源を奪い合うように生活していた。そんな外の世界に寝たきりの父と二人で暮らす13歳の少女ヴェスパーは、ある日危険な森の中で倒れている女性カメリアを発見する。シタデルの権力者の娘であるという彼女は、共に墜落した飛行艇に乗っていた父親を探してほしいとヴェスパーに頼み込むのだが…。
子宝に恵まれない夫婦。偶然見つけた切り株が子供の形に見えたことから、夫は妻のためにそれを持ち帰る。妻はそれを我が子と信じ、求められるがまませっせと食べ物を与え続けた。やがて切り株の子“オチーク”は巨大化し<食べ物>を求めて暴走を始める。巨大化し暴走する切り株の子“オチーク”に為す術もない両親、そんな家族を監視し続ける少女...“オチーク”の前に立ちはだかるのは?そしてラストシーンの先に観客が見るものとは。世界の映画祭でも高く評価された、悪夢のような実写長編映画。チェコのグリムと評される19世紀の作家であり、フォークロア研究家でもある、カレル・ヤロミール・エルベンによる作品の中でも、特に親しまれている“オテサーネク”。本作は物語の舞台を現代に置き換え、実写にアニメーションを交えることでシュヴァンクマイエル風味を存分に効かせた異色ダークファンタジー。
1945年、第二次世界大戦末期のイギリス。戦地にいた夫の帰りを待つ妻のグレースは、孤島に建つ広大な屋敷に娘アンと息子ニコラスと3人だけで暮らしていた。日光にあたると死んでしまう病に冒された子どもたちを守るため屋敷は昼間でも分厚いカーテンを閉め切り薄暗い。そこへある日、使用人になりたいという3人の訪問者が現れる。だが、それ以来屋敷では奇妙な現象が次々と起こりグレースを悩ませ始める…。
ローンの滞納で住み慣れた家の退去を迫られたローリーと母。悲観する母を慰めるローリーは、自身が研究する悪魔に関する本の出版で、その印税をローンに当てようと模索していた。そのため、叔母が所有する“古い家”の調査計画を母に明かすローリーだったが、断固として反対されてしまう。しかし母の助言を無視したローリーは、恋人のニックと友人カップルを連れその家を訪れることに。いとこのサマンサの出迎えで家の中に入る一行。そこにはあちこちに魔女の儀式で使われていたモノが置かれ、異様な雰囲気を醸し出していた。ローリーとサマンサの祖先は魔女だったことから、ローリーが一行をこの家に連れて来た本当の狙いは、ここで魔術の実験を行うことだった。
戦いに嫌気がさし、十字軍遠征から離脱した英国騎士のジョージはロア村に帰郷。そこで15年ぶりに再会した父ロバート卿から、ドラゴンに刺した槍を取り戻してほしいと、ドラゴンの足の爪で作った笛を託される。しかし、静かに暮らしたいジョージは小さな土地を買うため、父の戦友イングランドのエドガー王に謁見。そこで、敵対するピクト人にさらわれたかもしれないルナ姫の捜索を頼まれる。ジョージは捜索隊に加わるが、道中でピクト人に襲われ、同行していたルナ姫の婚約者ガーニー卿ともはぐれてしまう。だが、ジョージはロア村の少年リンや修道士のエルメンドルフと出会い、姫を見つけ出すことに成功。実は姫はドラゴンの卵を守るため、洞窟に隠れていたのだった。
その旅は、クリスマスの残酷な遊び事(ゲーム)からはじまった…。アーサー王の甥であるサー・ガウェインは、正式な騎士になれぬまま怠惰な日々を送っていた。クリスマスの日。円卓の騎士たちが集う王の宴に、まるで全身が草木に包まれたような風貌をした緑の騎士が現れ、恐ろしい首切りゲームを持ちかける。その挑発に乗ったガウェインは、緑の騎士の首を一振りで斬り落とすが、彼は転がる首を自身の手で拾い上げると「1年後に私を捜し出し、ひざまずいて、私からの一撃を受けるのだ」と言い残して去ってゆく。それは呪いと厳しい試練の始まりだった・・・1年後、ガウェインは約束を果たすべく、未知なる世界へと旅立ってゆく。
15世紀、フランスの王位継承をめぐって、フランスとイギリスが血で血を洗う争いの時代。若きジャンヌ・ダルクは、「フランスを救え」と言う神の声に導かれてフランス王の軍隊を率いていた。神、愛、罪、福音と祈りを説くジャンヌだが、その力に畏怖と疑心を持った味方の軍内部から反発が生じる。やがてジャンヌはイギリス側に捕らえられ、教会によって異端審問にかけられる。抑圧と支配の濃密な論理で迫る「雄弁」な男たちを相手に、反駁の叫びと沈黙で応じるジャンヌ。告発に屈せず、自らの霊性と使命に忠実であり続ける。
ロサンゼルス。攻撃的なユーモアセンスをもったスタンダップ・コメディアンのヘンリー(アダム・ドライバー)と、国際的に有名なオペラ歌手のアン(マリオン・コティヤール)。“美女と野人”とはやされる程にかけ離れた二人が恋に落ち、やがて世間から注目されるようになる。だが二人の間にミステリアスで非凡な才能をもったアネットが生まれたことで、彼らの人生は狂い始める。
時は中世。平和に暮らしていた村がある日、強大な力を持った<人狼>に襲われた。そこに住むトルウィンはその時、恋人と弟が殺された。襲撃を逃れ残った者たちは、そこから離れた村にいる3人の勇者に助けを求めた。そしてやって来た3人の勇者とトルウィンと村人2人、計6人の男たちで、<人狼>への復讐に向けた旅を始める。しかし旅の途中で<人狼>の攻撃があり、彼らは次々と倒れてゆく。そして全ての人間たちの運命は、トルウィンに託されてゆく…。
ホワイトドラゴンとの戦いで、唯一生き残ったドラゴンハンター、エハブの伝説を追い旅を続ける若者イシュマエルと友人クイークェグ。ある日、辿り着いた場末の酒場でドラゴン狩りに参加する契約を結ぶ。その夜明け、もり撃ちとしてエハブの船に乗り込んだ2人は、その養女レイチェルや、腹心の部下スタッブスを始め、命知らずの荒くれ者たちと共に壮絶なドラゴンとの戦いの日々を送り、一生金持ちでいられるほどの竜油を手にするのだが…。
西暦852年。ヴィーザルの父、アスビョルン率いるデーン人の一行は、ウェールズ海岸からイギリスに侵入。アスビョルンの弟スクルドが統べる大集落キャンプを目指す。だが、ワイマン率いる集団の夜襲に遭い、仲間のみならず、両親と妹までを失ってしまう。一人生き残ったヴィーザルは追ってきたワンマンの息子を倒し逃走を続けることで、お互いが復讐相手となった二人。そんな時、力尽きて倒れていたところを司教に助けられたヴィーザルは、傷を癒したのち、叔父スクルドの集落を目指す。しかし道中、ローマ軍の残党カシウス率いる一団に捕らえられ、闘技場で捕虜同士の殺し合いを強いられることになる。
アメリカで伝承される悪霊とエクソシストの都市伝説 1914年―悪霊が人間に憑りつく不思議な現象がアメリカ中西部にあふれていた。悪霊払いのエクソシストたちは日夜、悪魔と戦い人々を救済していた。しかし、エクソシストたちによって悪霊たちが滅した場合もあれば、人間に憑くことを逃れてその家や土地に憑りつき、今でもひっそりと息をひそめて待ち構える悪霊もいた…。時は現在、夫と離婚して新たな生活を始めるために田舎街に引っ越してきたシングルマザーのジュリアとその娘シャーロット。古風な趣のある古い家を気に入った2人だったが、そこにもヤツは潜んでいた。ジュリアは悪霊によって変わりゆく娘のために、地元の医者と司祭に助けを求め、悪霊退治を依頼するのだが…。科学と宗教の力によってジュリアは愛しい娘を救うことができるか!?
812年12月。イングランドのサセックス王国は、滅亡の危機を迎えていた。かねてよりこの地を狙っていたヴァイキングが、ユールの日(冬至祭)の3日前に奇襲を仕かけたのだ。形勢が不利と悟ったサセックス王・ロロは、家族と共に城からの脱出を図るが、ヴァイキングたちに捕まり、王と王妃は瀕死の重傷を負い、王女アベリーは連れ去られてしまう。そんな時、森の中で偶然、王と王妃を見つけたミリセントとコンスタンス姉妹。彼女たちの懸命な治療によって、その後ロロ王は息を吹き返すことに。そんな彼に、ミリセントは王国の復活と城の奪還を進言。しかしそのためには、ユールの日だけに呼び出せる悪魔“クランプス”の伝承を伝えるのだが…。
疫病が広がり、次々と村民が亡くなる小さな集落で、若きアリスは疫病に罹った母を極秘裏に看病していた。しかし、神父のトーマスが村に“浄化者”を呼びよせ、疫病の感染拡大防止を理由にアリスの母を殺してしまう。アリスに好意を持っていたトーマスは、彼女を村人から守ることと引き換えに身を差し出すことを要求するが、アリスはその誘い拒絶。怒りに震えるトーマスは、アリスこそが村に疫病を引き込んだ魔女だと告発し、拷問を重ねる。処刑前夜、アリスを庇い続けた村人メアリーの助けによって逃げ出したアリスは、人里離れた森の中で小屋を発見する。だが、小屋に近づいたアリスは何者かの手で気絶させられてしまう。
弟子のジョンから依頼を受け、とある屋敷へと駆けつけたヴァン・ヘルシング教授。伯爵の跡継ぎであるアーサーの屋敷へ行くと、彼の婚約者ルーシーが謎の病に侵されていた。悪夢を見続けるルーシーの訴えに催眠療法を試みるヘルシングは、彼女の身柄を教会へと移して治療を施すのだった。その甲斐もあり、一時は元気を取り戻したルーシーだったが、未だ病気の原因は特定できず、ヘルシングは再び催眠療法を試すことに。その時、ルーシーの首元に隠された小さな2つの刺し傷を見逃さなかったヘルシングは、病気の原因が何者かの呪いによるものだと確信。しかし明朝、昏睡状態に陥ったルーシーは、あっけなく死んでしまい…。
幻覚か悪魔か精神を侵して危ない真実が覚醒する。フィリップ(ジェイミー・クリストファーセン)は、幼い頃に妹を何者かに殺害されてから「得体の知れない霊的存在」に日々怯え続ける。そんな息子のために、母は神父の力を借りながらフィリップを守り続ける。しかしフィリップが感じている霊的な存在は、崇拝と祈りを続けても逃れることが出来ず次第に、フィリップ自身が感じているものは霊的なのか、それとも自身の幻覚なのか、区別がつかなくなる。数十年後、母が他界してもなおフィリップは不可解な現象が続く生まれ育ったこの家にひとりで暮らし続ける。キャサリンと出会い、つかの間の幸せを掴むが魔の手がキャサリンに忍び寄り彼女を救うため神父と共に戦うが...
姉妹の絆によって目覚めた能力を守ることはできるのか!?はるか昔、その屋敷の地下室には“妖精の粉の泉”という神秘的な羅針図が隠されていた。この粉を授かると火、水、土、空気の四元素を司る特別な能力を手にできるのだ。しかし、魔法を独り占めしようと親族間で争いが起きてから泉は堅く閉ざされてしまった。それから数年後、この屋敷には、フレイム、マリーナ、フローラ、スカイの仲良し4姉妹が暮らしていた。9才の誕生日を迎えた末っ子のスカイは朝目覚めると、不思議な力を宿していた。驚くスカイに、姉のフレイムたちは、この屋敷にまつわる秘密を共有する。地下室に降りると4人を待っていたように泉の羅針図が開き、彼女たちにさらなる力を与えるのだった。しかし、一方で、かつて魔法の四元素をひとりじめしようとしていた魔女グレンダが、泉が開いたことに気づき姉妹たちから能力を奪おうと忍びより…。
最愛の娘よ、お前の仇は必ずとる・・・モンスターのはびこる中世暗黒時代。とある山中に近隣の王国より依頼を受け、モンスターを狩る一人のハンターがいた。その男の家には戦利品として数々のモンスター達の首や身体の一部が飾られている。狩りに出かけ傷だらけで家に戻り、また狩りへと出かける日々を繰り返す男。男の願いは最愛の娘の命を奪ったモンスターを自分の手で狩る、その一心のみ。ある日、彼の元に新たなモンスターが現れた知らせが。そのモンスターこそ娘の仇であると確信した男は娘の墓に復讐を誓い、北へと旅立つ。戦いを制し、モンスターの首を持ち帰るハンター。だが、それは新たな戦いの幕開けに過ぎなかった・・・
17世紀初頭のイギリス。農家の娘、ペルセフォネは【魔女裁判】により処刑されようとしていたが、女性修道院(コンヴェント)の院長マザーに助けられることに。その後、修道院で暮らすことになるのだが、彼女を待っていたのは、神の救いではなく地獄だった…。
身体に印を持つ選ばれし者として、死ぬまで誰も愛してはならないと、牧師の父から再三警告され、誓いを立てていた青年トビー。だが当の本人は少女ケイティと恋に落ち、夜明け前の墓地で会う約束をしていた。そこで、トビーは衝撃的事件に遭遇する。ケイティを魔女として捉えガソリンを浴びせた父が、魔性の獣に首を切り裂かれ、ケイティはその獣に連れ去られてしまったのだ。その証言は誰にも信じてもらえず、トビーは精神病院に連れられてしまった。そして6年後、退院したトビーは老齢のウォレス夫人の姪ローラの家庭教師として、古城で働く職に就いた。そこで彼は、ケイティと瓜二つのローラに驚くと同時に、二人が同一人物であると確信するのだが…。
1人娘がいるにも関わらず、飲酒にクスリと、深夜に及ぶクラブ遊びが止められないブレアは、遂に現行犯逮捕で刑務所に収監されてしまう。1年後、仮釈放されたブレアを迎えに来た元夫には、すでに新しい妻ドナの存在が。裁判所の判断で、娘に会える条件としてフルタイム職に就くことを提示されたブレアは、初めての就職活動に苦戦していた。そんな時、ドナの勧めで、とあるツアーガイドの面接を受けることに。都心から離れた郊外に位置し、魔女が潜むと伝えられる洞窟のガイドとして即採用されたブレアは、不気味な空気が淀むその洞窟内で怪しげな老婆に遭遇するや、呪いの印を胸き刻まれてしまう。その後、ブレアの周囲で次々と異変が起き始める…。
テレビ局で働くアレックスは雪の降る中、大通りで交通事故を起こしてしまう。車は大破したもののターニャという女性のおかげで無事に救出されたアレックスは、そのお礼に彼女を人気生放送番組“超能力バトル”の観覧へと招待した。しかし本番直前、予期せぬアクシデントが発生。連絡がつかない超能力者の代役としてアレックスは魔術を行う嘘の演技で本番の舞台に立つことになった。事前に仕入れた情報をもとに観客の秘密を次々と当てていく中、アレックスはターニャを指差し、呪われた女性だと言い放ってしまう。それが魔術師ルスタムに仕掛けられた呪文だとも知らずに…。そのせいでターニャは世間から呪われた女性と汚名を着せられ、さらにはターニャの姿は見た人自身が最も恐れる恐怖の対象者として見えるようになってしまう…。
世界の崩壊から100年。ラストと呼ばれる荒廃した“さびた土地”で生きる人々は、救世主の訪れを待ち望んでいた。予言によれば、赤ん坊は木へとその姿を変え、木は神に、神は地球となるという。ある時そこへ、魔術師に認められた伝説のハンターが現れた。助けを求めた少女は、汚染のない人々が住む場所へ案内すると申し出るも、ハンターは何者かに捕らえられてしまう…。
ジルは恋人の誘いで、男女7人でスキー場に出かけるが、途中で通行止めになってしまい、近道だという道を通っていく。しかし、道に迷いガソリンも底をついてしまう7人。身動きの取れない7人は、過去に魔女裁判が行われたという、踏み込んではいけない区域に足を踏み入れることに。そんな中、友人のアリソンが異様な行動をとる。そして次々と仲間が殺されていくのだが―!?
卒業最後のプロムに出席するアニーは、ジェイコブのリムジンで親友のルーシーと会場入り。パーティーが終わったらジェイコブとホテルに行き、処女を喪失してもいいと思っていた。しかし浮かれたジェイコブが泥酔、半ばレイプ同然で身体を求めてきたことに憤慨したアニーは、ルーシーと逃げるようにリムジンから飛び出した。特別な夜を台なしにされた二人は、偶然居合わせた不良グループのレイラから、廃墟の刑務所に行かないかと誘われ行動を共にするのだが…。
人気のない森の中。眠りから覚めたブリジッドは願いを叶えてくれるという伝説の白いユニコーンの姿を目にする。だがそれは美しくも儚い夢だった。気がつくと彼女は鎖で木に縛りつけられ、その横では人食い族デオマノスが罪人を貪り食っていた。彼女は身体に忍ばせていた鍵を使い、命からがら逃げ出すことに成功。さらに森の奥深く歩いていくと、一人の男が大声で助けを求めていた。その男は雇われの泥棒と追跡者で、無実なのに捕らわれたと言う。なりゆきで男を助け旅を続けるが、危険は至るところに潜んでいた…。
かつてへザーは、”ブレアの魔女”をテーマにしたドキュメンタリー映画製作のため、ブラック・ヒルズの森を訪れたまま消息を絶った。しかし、彼女の失踪から20年後、弟のジェームズはYouTubeで姉らしき人物が映った映像を見つける。姉を救うため、そして、”ブレアの魔女”の謎を解くために仲間たちと供にあの「森」に踏み込むのだったが・・・。
中世のマルタ諸島。領地争いの戦いが続いていた。激しい戦闘の末に生き延びた5人の戦士は、遥か遠き祖国フォルコードに向け帰還の途を進んでいた。長い道のりに疲れ果てていた5人が辿り着いたのは、領主ウィリアムが治める要塞。そこは領主の意向でいかなる戦いにも手を出さない平和な場所。領主は5人を受け入れ、十分な食料と一晩の寝床の提供を申し出る。ただひとつの条件は、要塞の外に咲き乱れるポピーの花を持ち込まないこと。活気ある市場、親切な住民たち。戦いに生き延びた5人を勇者として歓迎し、宴が開催される。酒と女を満喫する4人。ただ一人、トリスタンはこの盛大なもてなしに疑問を感じていた。そして彼は、決して追うべきではない相手、この要塞に隠された大きな秘密である一人の女性に出逢うのだった。
多重人格障害を患い、社会不適合者の集まる高層ビルで暮らしている女性・スキ。彼女は複数の人格を統合する“重複脳焼滅装置”と言う器械を使い治療を続けていた。しかし装置には、使用した前後の記憶が抜け落ちてしまうという副作用があった。ほどなくして、ビルでは謎の転落事故死が立て続けに発生。そして自らが関わっているのではと疑心暗鬼に陥るスキの身にも危険が迫る。そして、彼女の内側で何かが覚醒しようとしていた!
作曲家のトムは老いにより多くの記憶を無くし、娘のジェムや親友たちの顔すらわからなくなっていた。ある日、体調を崩した彼は、そのまま昏睡状態へと陥ってしまう。すると突然、トムは10歳の姿に戻り、自身の空想の世界へと入り込んでしまうのだった。一方、トムを見舞いにきたジェムは、いつしか疎遠になってしまった父との絆を取り戻したいと願うが、トムには長年ジェムに隠していた秘密があった…。空想世界と現実世界で交錯する2つの想い。やがて、ジェムに伝え忘れた大切なことを思い出したトムは現実世界へ戻ろうとするが、自らが作った空想の世界が牙を剥き始め…。襲い来る幾重もの不思議な障害を乗り越え、トムはジェムに再会することができるのか?愛と絆を取り戻すため、空想と現実、ふたつの次元を股にかけた、究極の大冒険が始まる――!
俺たちは戦う、俺たちの明日のために---極悪ギャングがヴァンパイアに出逢った時、そこは血の海と化す・・・!!!凶悪な犯罪を重ね逃亡を続けるカップル、ボニーとクライド。彼らが押し入った家に不幸にも泥棒が侵入。当然、泥棒を殺した二人だったが、傷ついた昔の仲間を助けるためにやむなく近隣の民家へと助けを求める。そこに住んでいたのは、覆面を被ったDr.ラブレスという怪しい博士と風変わりな妹、アナベル。一風変わったこの家に転がり込む二人だったが、この家の地下室にはある怪物が住んでいて・・・。遂に、その秘密を知ってしまった二人。史上最悪の戦いが幕を明ける!!!