T大を休学し、貧しい生活を送る瀬島龍一。彼のもとに届いた母からの手紙には、田舎に暮らす母と妹マリエの近況が書かれていた。「ようやく運が上向いてきた」―そう語る母だが、手紙を読み進めていくと、到底許しがたい事実が判明し、憤る龍一。「自分ができることは、やはりアレしかないのか――?」自問自答を繰り返し、苦悩する彼はとうとう…
アパートに龍一を訪ねてきた元刑事の中村は、警察が動き出しそうだと告げ、本当に龍一が犯人なら自首するべきだと説得を始める。
孤独感と焦燥感からパニックになったマリエは、千加に会いたいと強く望む。しかし彼女がどこにいるのか知る方法もなく…。
酒の力を借りたマリエは、須貝に借金を請うメールを送ってしまい、後悔と不安に襲われる。いっぽう須貝は、今度は確実にマリエを自分のものにするため、策を練り始めた。
数日ぶりにアパートから出てきた龍一を尾行した吉田は、龍一の行動からあるマンションに千加が住んでいると目星をつけ、張り込みを開始する。
龍一は疲労のどん底で夢を見ていた。そして夢の中で再び会った母に、自分は母を愛していること、自分のために祈っていてほしいことを告げる。
自首を決意してアパートを出た龍一の心に様々な想念が去来する。一方、不安に押し潰されそうな千加はマリエの部屋を訪れる。