ロシアの文豪、フョードル・ドストエフスキーの名作小説「罪と罰」を、柳沢きみおが現代日本に置き換えコミック化。 数多の風俗店がひしめく町・日暮里。T大法学部を休学中の大学生・瀬島龍一は、日々の食事も事欠くような赤貧生活を送っていた。その彼が意を決し、ある計画を実行する。その計画とは…
アパートに龍一を訪ねてきた元刑事の中村は、警察が動き出しそうだと告げ、本当に龍一が犯人なら自首するべきだと説得を始める。
孤独感と焦燥感からパニックになったマリエは、千加に会いたいと強く望む。しかし彼女がどこにいるのか知る方法もなく…。
酒の力を借りたマリエは、須貝に借金を請うメールを送ってしまい、後悔と不安に襲われる。いっぽう須貝は、今度は確実にマリエを自分のものにするため、策を練り始めた。
数日ぶりにアパートから出てきた龍一を尾行した吉田は、龍一の行動からあるマンションに千加が住んでいると目星をつけ、張り込みを開始する。
龍一は疲労のどん底で夢を見ていた。そして夢の中で再び会った母に、自分は母を愛していること、自分のために祈っていてほしいことを告げる。
自首を決意してアパートを出た龍一の心に様々な想念が去来する。一方、不安に押し潰されそうな千加はマリエの部屋を訪れる。