天神の八兵衛の元から足抜けして、鶴次郎に保護された千万(ちま)。だが、これは鶴次郎を取り込もうとする八兵衛の罠であった。しかも千万は十六歳の後家で、男たらしの魔性の少女だった。しかし、鶴次郎も優しさでは天下一品。修羅場をくぐった女を惚れさせる天才。さて、この勝負の結果は…?
小池一夫原作、神江里見作画のロングセラー江戸同心捕り物時代劇。1978年3月~2003年11月まで週刊ポスト(小学館)で連載。単行本ではなんと110巻に及ぶ。大岡越前の下で働く二枚目の同心藤掛飯伍と配下の由造、そして三枚目の同心菊池鶴次郎の活躍を人情味豊かに描く。序盤の主人公は藤掛飯伍だが、後に菊池鶴次郎が中心となって物語は展開する。また、1984年にはテレビドラマ化もされ、飯伍に名高達男、鶴次郎に泉谷しげる、大岡越前には萬屋錦之介が扮している。