一殺五百両!子連れの刺客、人呼んで “子連れ狼”。刺客道を貫くことこそ拝一刀とその子大五郎の狼親子の生きる道。胴太貫に祈りを託す拝一刀と艱難辛苦に耐え抜かんとする大五郎。宿命の絆に結ばれた親と子が冥府魔道を今日も行く!収録作「赤猫まねき」ほか「寒到来」「お末無情」「無門関」「石蕗の花」の全5話を収録。
闘いの中で離ればなれとなってしまった大五郎は、一人ぼっちで父を捜して広野をさまよう。人智を超えた強い絆によって結ばれた親子の刺客怨流の旅はいつまで続くのか?収録作「病い星」ほか「十三絃」「詩なるかな屍地」「名もいらず生命(いのち)もいらず金もいらず」の全4話を収録。
兵庫、蔵人、軍兵衛と三人の子を一刀に討たれ、深い痛手を負った柳生列堂の怒りは、ついに柳生以上の実力と目される新たな追手を大和柳生の里より送った……その名は喰代(ほおじろ)柳生!危し一刀親子!!収録作「乳房(ちち)あらため」ほか「温石(おんじゃく)くずし」「去年(こぞ)今年」「月は東に日は西に」「まろほし豆庄」の全5話を収録。
黒押出死(くろおしだし)と異名をとる恐ろしき暗殺集団、喰代(ほおじろ)柳生との死闘。人として武士として生きる道を断たれた一刀親子の前に、悲願成就の日はいつ来るのか?収録作「おねやれ大五郎」ほか「喰代柳生」「羽刺組異聞」「御七里さん」「邪鬼をはらう日」の全5話を収録。
牛頭馬頭(ごずめず)を描きし札は冥府魔道の護符なり。刺客を依頼する者はこの護符を古刹の門前に貼るが、逆に刺客の子連れ狼が自らこの護符を貼りたる時は、刺客が刺客に対しての挑戦である。面頬を付けた新たな刺客とは!?収録作「筑紫路」ほか「芋の約束」「女城」「袖志の女」の全4話を収録。
眼前にありて見えぬものこそ“草”たる使命なり。柳生の“草”の手練たちの思いもよらぬ忌まわしき秘技が、一刀親子の命を狙う。追いつめられた柳生の手段を選ばぬ恐るべき追撃!宿命の親と子の運命は如何に!
拝一刀の水鴎流浪切の太刀を破るべく、柳生烈堂の編み出した秘術・お手玉の剣を駆使する喰代(ほおじろ)柳生の娘、鞘香との対決。そして、柳生の命を受け一刀親子を追補してきた黒鍬一族の最後の一人が、いまわの際に漏らした柳生封廻状の秘密とは!?
ついに柳生封廻状の謎を解き明かした拝一刀。積年の怨みをこめ、柳生烈堂との雌雄を決するため江戸へ向かう。だが、親子の首には烈堂によって五千両という巨額の賞金がつけられていた。行く手には、賞金目当ての賞金稼ぎばかりでなく農民や町人たちも待ちかまえていた。危うし、子連れ狼!
多くの民を賞金首五千両の争奪戦に巻き込まぬため、ぷっつりと行方を断った一刀と大五郎。焦る柳生烈堂に将軍は、直属の警固衆・黒門固メ煙止メ衆(くろもんがためけむりどめしゅう)を使えと命じる。身分は足軽なれど、手練の技には凄まじいものがあった!
「“子連れ狼”を倒すには手段を選ばぬ!何としても江戸入りは阻止するのだ!!」と、執念の炎を燃やす柳生烈堂。執拗な追撃を受けながらも、拝一刀親子は来るべき日のために、ただひたすら江戸を目指す!
ついに江戸潜入に成功した一刀と大五郎。だが、新たなる魔手が彼ら親子の行く手を遮る。将軍家御膳のお毒見役、唇役(くちやく)阿部頼母。阿部怪異(あべのかいい)の異名をとる異形にしてげに恐ろしき毒を駆使する男の卑劣な技に、狼親子の悲願は成し得るのか!?