北国街道、戸倉宿に向かって死に物狂いで走り続けるケイ…。愛する女性(おんな)を見つけつるために。別れとは、愛し合った二人が互いの心に傷を持ち、その傷を一生……抱き続けることなのか……。たった一つの愛を探し求め、果てなき荊棘(いばら)の道を進むケイ。
可憐の手掛かりをつかみ江戸・吉原に現われたケイ。もし何事も無ければ可憐を娶り、子を為して、人もうらやむ水府の指南役として尊敬され、禄を食み、幸せな日々をすごしていたであろう。だが、今や遊郭のネズミにまで堕ちたケイ。耐えに耐えて想うは可憐のことばかり…“可憐よ、お前は今何処に……”。
故郷を捨て、武士の命である刀も捨て、たとえ生命つき果つるとも、魂になってまで未来永劫愛する許嫁を探し続けてきたケイ。今、その出会いの日が遂にやってきた……。重厚なコンビが心血を注いで描き、ファンの感涙を呼ぶ青春時代大作がついに最高最大の感動の時を迎える。
辛く厳しい苦難の道の果てに、ケイと可憐は遂にめぐり逢った。もはや二人の愛は永遠に離れることの無い、固い結びつきであった。そして大川のほとりの村で今、ケイと可憐の新しい生活が始まろうとしていた。それは流浪の終わり、幸せの始まりでもあった。若い男女の愛を極限まで追求し、物語は佳境へと展開していく。
長い苦難の旅を続け、ようやく伴侶と巡り逢う事ができたケイは、百姓として生きる決意を固めた。だが平和なその村にも次々と災難が襲いかかってきた。妻や生れ来る子のため、そして村を守るためケイは、命を賭けて困難に立ち向かって行く。世代を超えて共感を呼んだ感動の時代大作ここに二人の青春の長い旅路は終る。