父の死より閉ざされて七年(ななとせ)、父の厳命により泳げぬフリをしていた刑一郎(ケイ)だったが、ついに晴れの舞台がやってきた。それは水府流水術の初代指南の栄を担って藩候(との)の御前で水の舞を披露することあった。だが、それはケイと可憐の新たな悲劇の始まりでもあった……。絶頂!小池一夫&小島剛夕の愛と感動の時代劇画!
可憐の手掛かりをつかみ江戸・吉原に現われたケイ。もし何事も無ければ可憐を娶り、子を為して、人もうらやむ水府の指南役として尊敬され、禄を食み、幸せな日々をすごしていたであろう。だが、今や遊郭のネズミにまで堕ちたケイ。耐えに耐えて想うは可憐のことばかり…“可憐よ、お前は今何処に……”。
故郷を捨て、武士の命である刀も捨て、たとえ生命つき果つるとも、魂になってまで未来永劫愛する許嫁を探し続けてきたケイ。今、その出会いの日が遂にやってきた……。重厚なコンビが心血を注いで描き、ファンの感涙を呼ぶ青春時代大作がついに最高最大の感動の時を迎える。
辛く厳しい苦難の道の果てに、ケイと可憐は遂にめぐり逢った。もはや二人の愛は永遠に離れることの無い、固い結びつきであった。そして大川のほとりの村で今、ケイと可憐の新しい生活が始まろうとしていた。それは流浪の終わり、幸せの始まりでもあった。若い男女の愛を極限まで追求し、物語は佳境へと展開していく。
長い苦難の旅を続け、ようやく伴侶と巡り逢う事ができたケイは、百姓として生きる決意を固めた。だが平和なその村にも次々と災難が襲いかかってきた。妻や生れ来る子のため、そして村を守るためケイは、命を賭けて困難に立ち向かって行く。世代を超えて共感を呼んだ感動の時代大作ここに二人の青春の長い旅路は終る。