第二次アントリム戦役にて、長年の敵・ハウレリア王国相手に大勝利を収めたマウリシア王国。その立役者であるバルドは、婚約者たちとともに王都で開かれる祝勝会に招待される。各国から首脳が集結し、大いに盛り上がる宴。しかしその水面下で、大陸の勢力図をひっくり返すほどの姦計がめぐらされており――!?
バルド率いるアントリム軍の30倍もの兵を率いて、再びハウレリア軍が攻めてきた。現代知識を駆使して果敢に戦うがあまりの兵力差に抗えず、ついにアントリム軍は撤退に追い込まれてしまう。山まで退却するアントリム軍に追撃をかける敵勢力。絶体絶命なこの状況において、バルドは命懸けの策を発動する――!!