人には誰でも心の中に風の通る道がある。むなしい““すきま風””それが霧生しのぶの心に吹く風。仕事のキャリアも住む家も、それまで愛した男性も-。本当に求めるものを見極めるために、彼女はすべてを捨てた。そして訪れたペンションを営む父子との出逢いはしのぶの心の““すきま風””を自然と変化させてゆく…。
大谷博子があなたの心の““風の通る道””に、やさしいそよ風を送り込む…。無意味と思える怖れも、それに費やした時間も…。今の私であるために必要な通り道だったと思いたい。