一回の裏、都立秋葉高校のナインが守備につきました。さーて注目の小林君の登場です。二度の甲子園出場の経験をもつ秋葉高校の小林投手。今や、高校野球界の実力No.1選手と申し上げてもよろしいでしょう。その小林君、甲子園選抜大会でのひざの負傷も癒え、その後は順調に投げ込んできたと聞いておりますが、この関東大会でも時速147キロの速球が見られますか!? …小林君、第一球を投げました!!
秋葉校のエース小林のストレートはめっぽう速く、とても的を絞れないと見るや相手校はバントの攪乱(かくらん)戦法に出た。目の悪い小林には予想外の重荷になって試合は延長戦にもつれこむ、危うし秋葉ナイン! また陽子には更なる悲劇のクライマックスが訪れようとしている。果たして二人はそれを乗り切れるだろうか? 野球大河ロマンここに堂々第五部完結。
甲子園を目指し、都立の星秋葉校もエンジンの始動をはじめた。しかしどうも投守攻チグハグで快調とは言いがたい。ピンチに次ぐピンチ、果たして連続出場は可能か? 不調と言えば陽子の方も父を亡くし、心の痛手をいやす術もない。そんな陽子のポッカリ空いた心の隙間に、小林以外の男性像が入りこんだとしても、いったい誰が責められようか?
陽子に会うべく甲子園大会から抜け出して来た小林は、ショッキングな光景を目撃してしまう。なんと陽子は半裸でしかも全裸の男に肩を抱かれているではないか――呆然自失虚脱状態の小林は果たして甲子園大会で投げ抜けるのか? 陽子との仲はこれでお終いなのだろうか? 青春大河ロマンついに堂々完結!!