年末、東雲とともに帰郷した香織。両親や義姉は歓迎してくれたが兄の康平には笑顔がない。香織がGWに帰郷した際に泣いていたことを気にしていたからだ。康平は東雲を呼び出し、東雲の「覚悟」を試そうとする…。そして年があけ、会社ではデザインコンペが近づいていた。張り合いながら出品する千夏と橋本。香港支社からは美杏が出品。全社No.1の称号を手にするのは…!? 一方、そんな若い世代たちをまぶしく見守る香織や東雲、小野。恋を実らせた者たちは愛を成熟させ、たどり着きたい幸せな未来へと一歩ずつ歩み続る、また、恋に破れた者は新たな幸せの芽を見つける――。嘘と罠から始まったオトナの恋、ついに完結!!
香織への恋心を抱く小野。しかし、香織と冬木部長の不倫関係を知ってからは、心に秘めるだけの恋だった。ただ香織の幸せを願って。そんなある日、小野の前に新人の加藤千夏が現れる。派手な容姿で男性社員を虜にしていく千夏。残業の夜、暗いオフィスで千夏は小野を誘惑、ふたりはカラダだけの関係でつながることに。そんなある日、香港支社から東雲遥斗が異動してきた。東雲の一方的な憎しみから始まった香織と東雲の関係は次第に深まり、香織は冬木との関係を断ち切る。それを目の当たりにした小野の心は黒く染まっていく。そして、小野の心の隙間に入り込んだ千夏は香織と東雲の関係を壊すべく暗躍してゆく――。
小野は香織と東雲の関係を壊すべく、千夏とともに計略をめぐらす。黒い願望は成就するが、その裏でひとつの愛が着実に深まっていた。それは千夏の小野への想い。その想いはついに制御を失い会社にも香織にも打撃を与えるトラブルへと発展する。そして小野も千夏の真の想いを知ることになる。東雲の香織への、香織の東雲への、そして千夏の自分へのまっすぐな愛を知れば知るほど、自分のような最低な人間に千夏に愛される資格はないと考える小野。千夏は別の男と幸せになればいい――そう考える小野の前に、一人の男が現れ、デザイン部に嵐を巻き起こすことになる……。
香織と東雲の関係を壊すためにあの手この手と罠を仕掛ける小野。もはや恋心とは程遠いどす黒い感情に支配された小野の傍らには常に千夏の姿があった。東雲との間にあったわだかまりが溶け、次第に自分で自分を縛った恋から抜け出しつつあった小野は、千夏の本当の気持ちに気づく。しかし一歩踏み出すことができない。そんな時千夏に一目ぼれした橋本が「部長がいらんのやったら千夏は俺がもらう」と小野に言い放ち…? 本編では描かれなかった罠の真相と小野の恋を描いた「Perfect Crime」番外編。