「私と姫野くんは付き合っていますから」自分たちの恋人関係を怪しむ大倉に、キヨコは嘘を貫きとおす。だが『偽の』『嘘の』恋人関係を続けることに、キヨコはモヤモヤした焦りを感じ始めていた。それは姫野にとっても同じで――。
「豪華客船でディナークルーズ、なんていかがですか?」もうすぐ30歳の誕生日を迎えるキヨコにミコトが提案したのは、なんと豪華客船『ロイヤル・セレノア号』でのクルーズデート! ドレスアップして夢のようなひとときを楽しむ二人だったが、ミコトが突然、船内で姿を消してしまう。焦って探し回るキヨコの前に現れたミコトは、まるで別人のようで……!?