「昔この噴水の前で、好きだった子にバラを渡して告白しようとしたんだよ」大学時代、同じサークルだったキヨコに片思いしていた大倉。当時伝えられなかった淡い恋心が、10年経った今、彼を再び同じ場所へと足を向けさせる。あの時から変わらず残っていた思い出の噴水の前で、大倉は初めて10年分の自分の気持ちを振り返り、一緒にいた沫路に聞かせる。そのとき、思いがけない展開が訪れて――!?
「豪華客船でディナークルーズ、なんていかがですか?」もうすぐ30歳の誕生日を迎えるキヨコにミコトが提案したのは、なんと豪華客船『ロイヤル・セレノア号』でのクルーズデート! ドレスアップして夢のようなひとときを楽しむ二人だったが、ミコトが突然、船内で姿を消してしまう。焦って探し回るキヨコの前に現れたミコトは、まるで別人のようで……!?