満井に「別れ」を告げた和葉。それは本心ではなく、満井のことを思うがゆえの行動だった。しかし、突然の別れに納得いくわけもなく食い下がる満井。それでも和葉の意思は固く、半ば強引にその場を後にする。残された満井は、ただ呆然とその場に立ち尽くし、和葉の背中を見つめるのだが、去っていく彼女の目にも大粒の涙が込み上げていて──。
健から「子供に会ってほしい」と頼まれ、困惑する和葉。彼女の胸にあったのは、子供を悲しませたくない責任感とパズルの要領で進む恋愛への違和感だった。そもそも結婚生活に恋愛は必要なのか。ふと、そんな疑問を抱いた和葉の前に現れたのは、かつて恋愛結婚の末、不倫され、離婚した元夫・由樹だった――
仕事とプライベート。両方のパートナーとして関係を深めていく和葉と健。バリバリ仕事で活躍しつつ、「恋人」としての距離も近づけようとする健に、和葉はドギマギするばかりだった。和葉がそこまで思い悩むのには、とある理由が。それは、陽太に言われた「好き同士は結婚する」という言葉だった。「好きの定義ってなんだろう」思い悩む和葉に対して、健がかけた言葉とは…