海くんと一緒に暮らすにあたって、たまをは海くんとお買い物へ行くことに。まずは洋服を探すけれど、なかなか海くんの好みにたどり着かないようで――?
柏木たまを(27歳)は、いわゆる「喪女」。子供のころ両親を亡くし、親戚に心無い言葉を投げられて以来、喋るのが苦手になってしまった。そんなたまをはある日、自分と同じような境遇の少年・海くんと出会う。たまをは海くんに昔の自分を重ね、海くんを引き取ることに――。
お買い物から帰り、夕飯を食べたふたり。そして海くんがお風呂に入っているとき、海くんのランドセルから1枚の写真が落ちてきて――?
たまをの家から、小学校に向かう海くん。クラスには、どうやらいじめっ子がいて海くんに突っかかって……!?
小学校の同級生・空くんの家は、海くんのお隣だった。空くんのお母さんに夕飯に誘われた海くんだったけど――?
たまをが家に帰ると、海くんがいない!?まさか……早くも家出!?焦るたまをのもとにやってきたのは、お隣の五十嵐さんで……?
空くんのママに「お友達になりたい」と告げるたまを。「かっ……変わりたいんです。楽しい理由で出会えたわけじゃないけれど――いつかちゃんと、幸せだねって。不幸なんかじゃないからねって」たまをの決意に、空くんのママは――。
ベテラン漫画家の担当になったたまを。ちゃんと話さなきゃ、と思えば思うほど頑張ろうと思った決意は、しなしなと萎んでいく。『ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい――…』そんな時、海の声を思い出したたまをは――。
海くんのことをもっとよく知るために、たまをと海くんは公園へ向かった。そこは海くんの『幸せだったころの時間』が詰まった思い出の場所――。
海くんの両親の死について打ち明けられたたまを。一人では抱えられない複雑な想いを、仕事から帰宅した橘心に打ち明ける――。