母の野望と覚悟。歴史には残らない女の戦!姉・伊都と甥・龍王丸らを連れて帰京した新九郎。京で龍王の家督承認を目指し奔走するが、進展は無し。そんな中、凶作が続く領地・荏原へと家族の反対を押し切り戻った新九郎は、困り果てた家臣達から、領地を東西で分ける、因縁の仲である伯父・盛景と話し合って欲しいと頼まれて!?母となった初恋の人・つるとの再会。そして彼女の息子との対面は新九郎の胸をざわめかせる。つるの野望に伊都の覚悟。歴史には残らない、乱世を生き抜く女の、妻の、そして母の戦がそこにはあった---
明応の政変、完了。明応の政変が起こり、京では細川政元が清晃を次期将軍として布告する。しかし、義材を捕らえるために出陣した細川勢は畠山政長らの必死の抵抗に苦戦していた。一方、新九郎は駿河にて清晃の茶々丸討伐の命を待つが、それは政元と貞宗に阻まれており……室町幕府の威光は陰り、有力な大名や家臣が政治をコントロールする乱世の入り口。動かぬ状況に、新九郎も勝負に出る---!
伊豆討ち入り&新九郎の私生活に急展開!幽閉中の前将軍・義材の脱走。その一報を耳にした新九郎は伊豆討ち入りの準備を急ぐが、声かけをしている者たちの覚悟が決まらない。そんな膠着した状況を動かしたのは甥・龍王丸からの“サプライズ”!特大の追い風を得た新九郎だが、もうひとつ、思いもよらぬ話が降って湧き結婚9年目の円満夫婦に危機が訪れて!?
伊勢新九郎が歴史の表舞台に登場する日。明応二年八月三十日。興国寺の新九郎のもとへ伊豆討ち入り参加の面々が集結。夜間の出発に備え軍議と準備が進む。一方、堀越御所では茶々丸の側近・狩野太郎が警固の手薄さを危惧し、対策を講じていた。迎える討ち入り当日。新月のなか進む新九郎に訪れるのは明るい夜明けか、それともーーー