新婚・新九郎、怒濤の文明19年の幕開け!文明18年、秋。太田道灌の死は関東中に広まり、やがて、京の新九郎の耳にも入る。甥・龍王丸の家督争いの相手・今川新五郎の後ろ盾が世を去り、安心してもよいはずだが、複雑な想いの新九郎。龍王丸の帰駿に向けての準備を進めるが、当の本人が「帰りたくない」と言い始めて……駄々をこねるかのように「駿河は怖い」と言う龍王丸に困り果てる新九郎だが、更に姉の伊都から、姪・亀の婚礼の差配を頼まれたり、妻・ぬいの体調が思わしくなかったりと頭を悩ませる事態が続出。いつだって家族にも時代にも振り回される男の、踏ん張り時の文明19年がやってくる!
明応の政変、完了。明応の政変が起こり、京では細川政元が清晃を次期将軍として布告する。しかし、義材を捕らえるために出陣した細川勢は畠山政長らの必死の抵抗に苦戦していた。一方、新九郎は駿河にて清晃の茶々丸討伐の命を待つが、それは政元と貞宗に阻まれており……室町幕府の威光は陰り、有力な大名や家臣が政治をコントロールする乱世の入り口。動かぬ状況に、新九郎も勝負に出る---!
伊豆討ち入り&新九郎の私生活に急展開!幽閉中の前将軍・義材の脱走。その一報を耳にした新九郎は伊豆討ち入りの準備を急ぐが、声かけをしている者たちの覚悟が決まらない。そんな膠着した状況を動かしたのは甥・龍王丸からの“サプライズ”!特大の追い風を得た新九郎だが、もうひとつ、思いもよらぬ話が降って湧き結婚9年目の円満夫婦に危機が訪れて!?
伊勢新九郎が歴史の表舞台に登場する日。明応二年八月三十日。興国寺の新九郎のもとへ伊豆討ち入り参加の面々が集結。夜間の出発に備え軍議と準備が進む。一方、堀越御所では茶々丸の側近・狩野太郎が警固の手薄さを危惧し、対策を講じていた。迎える討ち入り当日。新月のなか進む新九郎に訪れるのは明るい夜明けか、それともーーー