美しくて、気高くて、優しくて…こんな皇族に、僕は出会ったことがない…こんな手の温もりを、獣と蔑まれてきた僕は知らない…天耀に心打たれた藍月。 そんな中、藍月が女であることが、天耀護衛・太博にバレた!? 女の身で参内するなど許し難い…しかし、弱みも見せず、軽々と皇子を抱え…なんだこの女は…? 3人は温泉に湯治に行くことになるが…
『黎明のアルカナ』の世界を継ぐ、本格ファンタジー! 人間と獣の特性を持ち、人から虐げられる“亜人”の少女・藍月(らんげつ)。弟を無残に殺された挙げ句、幼くして人間の男に犯され、仕えさせられ…そんな運命に抗うため、弟の敵を討つため、彼女は女を棄て――美しき最強の武人として成長する! 皇子の“従獣”として皇宮に参内した藍月は、弟の敵と言われる皇子・天耀(てんよう)の傍らで微笑む…「この地獄のような世界で…まだ喜びに震えることができる。この男を殺せる…待ち望んだ機会に――!」男装の麗人ヒロインが、皇宮の闇に挑む--!?
弟の敵を討つため、第四皇子・天耀の従獣として皇宮に参内した藍月。 異能が無いという例外、華奢な外見――しかしそんな藍月の意外な強さは、名だたる護衛をも圧倒。すぐに天耀にもその実力を認められる――女であることを隠したまま。藍月たち“亜人”を蔑む皇帝、藍月の弟を嘲る第二皇子…こんな奴等に、“僕”は絶対に屈しない――!! そんな中、刺客に襲われる藍月を、なぜか皇子・天耀が庇って!?深まる皇宮の陰謀に、男装の麗人ヒロインがたった一人、立ち向かう――!『黎明のアルカナ』の世界を継ぐ、本格異世界×人外ファンタジー!
人間が“亜人”を支配する異世界の国――その第四皇子・天耀に仕える獣となった藍月。 敵襲の翌日、藍月が傷つかなかったかと気遣う天耀。人間と違って治癒能力が高いですから、お気遣いなく。(というか、僕は本当は女だから、そんなに顔を寄せないで欲しい…) そんな藍月に、皇子護衛・太博が与えた指令は――温泉の掃除!?亜人の身体能力にとっては気楽に思えるこの任務…実は裏が!?皇子護衛VS皇子従獣!?『黎明のアルカナ』の世界を継ぐ、本格異世界×人外ファンタジー!
「ここは皇族の浴場だが――獣が水浴びか?」温泉掃除の任務中、第三皇子の従獣に襲われた藍月。 そこへ天耀が駆けつけ…藍月、怪我などしていないか?おや、その胸の包帯は…?女であることがバレてはいけない!…皇子さま、あなたは全然わかっていない。所詮皇族ですね。僕の命は復讐のためのもの…そんな僕を心配するなど、あってはならない――!藍月の哀しい生き方に、天耀は…!?そして、明かされる、天耀の抱える過去のトラウマ――!皇宮異世界ファンタジー!
天耀に連れられ、藍月が訪れたのは――雅を愛する第二皇子・麗雲(れいうん)の宮!美しく、異能のない身で武勲を立てた藍月に興味津々の麗雲。 (うっとうしい…)「なぁ天耀。従獣同士を競わせてみないか?」麗雲のまさかの提案に、「いいですよ、兄上」なぜか賛成する天耀。 あんなに僕が傷つくことを嫌っていたのに…あの甘ちゃんの皇子様が…もしかして、怒ってます――?優しさと気高さを備えた皇子・天耀には驚きの計画が――!!
天耀に「命を預ける」とまで言われた藍月。 だけど…このクソみたいな世界で、皇族のあんたを――何を信じろって言うんだよ! 駆け出す藍月。必死に追う天耀。亜人に敵うはずなどないのに――バカな皇子。 でも…それ以上に、きっと、優しい皇子…縮まる二人の距離は…!
藍月…亜人の分際で…しかも女の身で皇子を欺くとは…なんと傲慢で、強く、そして美しい…今しばらく、貴様の覚悟を見届けてやる――藍月に気持ちを傾けるようになる太博。 一方、藍月は第一皇子に挑むが――その正体は!?
疑惑の第一皇子と知り合った藍月だが、どうも様子がおかしい――無気力な皇子、従わぬ従獣…天耀の命を狙うためのカモフラージュなのか…? というか、揃いも揃って無実の亜人を見捨てようとしているとか…疑惑以前に、何なんだこの…無能皇子と駄犬は!! つい皇族を怒鳴ってしまった藍月…天耀様、お、おこります…?
無能皇子と駄犬――そう呼ばれる前の二人は、優しく微笑む皇子と、希望に溢れた従獣だった――? それが絶望に変わったのには、この世界の歪さがあった…! そして無実の亜人を救うために独自調査を始めた藍月に、天耀は一計を案じて――世界の歪みと皇宮に、皇子×亜人の従者が挑む!