彼女の唇を まだ誰も知らない宝石、美しい花、お姫様・・・・・・。彼女をたとえる言葉はいくつもあるけれど、みんな忘れている。彼女はかよわい“女”なのだと。そして皮肉にも、それを知るのはたったひとりの弟だけ。誰よりも側にいて、誰よりも彼女を愛してしまった。もがくほどもつれ絡まる恋の糸。愛しくも苦しい闇に出口はあるの―――?
禁断の姉弟愛、本編完結!!最期のその瞬間まで――ふたりで…宮野藍は誰もが認めるいい女。飾らず、群れをなさず、ひどく儚げーー。身体の関係は許されるのに、彼女の唇を知る男は誰も”いなかった”。パリ行きを前に、自分を捜して翠斗が岡山までやってきた。倒れてしまって弟を前に感情があふれた藍は、押し込めていた気持ちをついに翠斗に伝えて――…メガヒット恋愛群像劇、本編完結!!