有数の進学校・千葉市立総武高校2年F組所属。国語成績学年ナンバー3、イケメンとは言わないが顔立ちもそこそこ悪くない俺、名前は比企谷八幡。スペック的には決して劣っていない俺が、なぜに彼女なし、友達なしのぼっちなの? 世の中間違ってるでしょ? だから「リア充」どもをディスって何が悪いの?そんな俺を、独身女教師・平塚静先生が拉致して押し込んだ先が「奉仕部」…って、あの、一体何するところなんですか?その奉仕部の部長(一人しかいないが…)が学年一の成績優秀者にして美少女・雪ノ下雪乃で…俺すら遠く及ばぬハイスペック完璧超人の雪ノ下との出会いで、これから清く正しい青春や恋愛が始まるかと思いきや、これがねじれる、ゆがむ、自爆する!!青春時代の真ん中は、道に迷って、哀しく間違うばかり。だから、俺は声を大にして言いたい「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」
「お前の人生歪める権利を、俺にくれ」プロムは無事に幕を閉じ、雪乃から奉仕部の活動終了が宣言された。 どこか納得できない気持ちを抱えた八幡は、平塚、そして結衣からの言葉に動かされ、再び雪乃と関わりを持つことを決める。 八幡がとった驚きの行動とは…?
さようなら、間違い続けた青春たち最後の活動である合同プロムに向け、準備を進める奉仕部。 八幡、雪乃、結衣、変わりゆく3人の関係、そして奉仕部の未来とは――― 間違いだらけの青春物語、ついに完結。