とある理由でヴァイオリンを弾くのを辞めた元・天才少年、青野 一(あおのはじめ)。中学3年の秋、一人の少女と高校のオーケストラ部と出会い、止まっていた彼の時間が動き出す――音と音、心と心が繋がっていくアンサンブル青春ドラマ、開幕。
トップレベルの環境で新たな挑戦が始まる。全国一位のヴァイオリニストや音大付属高校の生徒たちとの合同練習が始まった。一切の妥協を許さない新たな指導者との練習で、まだ見ぬ感情や欲望と青野たちは向き合っていく…
世界コンクールに向けた激動と、別れの時日本代表メンバーたちの新たなオーディションが始まる。座席を決める大事な場面で青野が希望を出したのは、”一番後ろの席”だった――そして季節は3月上旬。3年生の卒業式がやってきて…!?