存在を否定されて、黙ってられない。旅を進めるラシル一行は、突如、ジッヒ族に命を狙われる事態に陥った。ジッヒ族とは、世界滅亡を前に現れる“終末の裁定者”。この世に存在してはならぬと断罪された一行は、明確な意思をもって殲滅させられそうになるが…強大な力を持つジッヒ族に対抗できるか。そこに「国盗り」をしようとする勢力も現れ、世界は混沌としてゆく―――不安と希望が満ちていく中で蒼穹の騎士と皇女の冒険はさらに加速していく。
皇女が、ラシルに求めることは--旅の目的である“原初の光”の所在を知った一行は、その地になんとか辿り着いた。原初の光に寄り添う一族・リト族との戦闘の末、ラシルはついに“原初の光”と面することに。その正体を知るということは同時にこの旅に秘められていた最も大きな秘密を知るということだった――蒼穹の騎士と皇女の関係は、大きな障害を前にさらに深く、強く繋がっていく。
皇女と騎士による冒険譚、堂々完結。ラシル一行は目指してきた“原初の光”に辿り着いた。レアナは、この旅の真の目的をラシルに打ち明ける。それは世界を守るため、レアナが「自分自身を殺すこと」―――ラシルは、レアナと双子の姉・サレナの力によりバルバロス大帝と向かい合うことになるが…世界が崩壊し続けていく中で蒼穹の騎士は、己の強い意思を貫き通す。皇女やすべての仲間の想いとともに。超本格ジュブナイルSF、堂々完結の最終巻。