憎まれるべき大帝を、信じる者がいる。旅を進めるラシル一行は、限られた手掛かりを辿り濃霧立ちこめる森へ辿り着いた。その地で一行は、記憶の断片を形作る“光虫”により厄介な”幻覚”と遭遇することに。そしてこの森の奥に居着く「謎の少年」の正体が明らかになったとき、旅の大きな謎のひとつに接近していく―――激しく、不穏の度合いを増しながら蒼穹の騎士と皇女の旅路は前へ前へと、進んでいく。
皇女が、ラシルに求めることは--旅の目的である“原初の光”の所在を知った一行は、その地になんとか辿り着いた。原初の光に寄り添う一族・リト族との戦闘の末、ラシルはついに“原初の光”と面することに。その正体を知るということは同時にこの旅に秘められていた最も大きな秘密を知るということだった――蒼穹の騎士と皇女の関係は、大きな障害を前にさらに深く、強く繋がっていく。
皇女と騎士による冒険譚、堂々完結。ラシル一行は目指してきた“原初の光”に辿り着いた。レアナは、この旅の真の目的をラシルに打ち明ける。それは世界を守るため、レアナが「自分自身を殺すこと」―――ラシルは、レアナと双子の姉・サレナの力によりバルバロス大帝と向かい合うことになるが…世界が崩壊し続けていく中で蒼穹の騎士は、己の強い意思を貫き通す。皇女やすべての仲間の想いとともに。超本格ジュブナイルSF、堂々完結の最終巻。