『報復刑』を超えるトラウマ発生装置漫画、『トリああああああジ』第6巻。その中身が以下だ。次々に殺人に手を染めるお局看護主任。美形入院患者をいつもの手口で殺害しようとしたとたん、死神の宣告?乗客の死か、自分の死か? バス運転手が個人的恨みのあげく選んだ死の形は?戦争中に死神に出会った少女。今、死期を悟り、その死神との再会を希求する日々。そしてある夜、昔出会ったままの姿のその男が。はかなすぎる死のかたち。彼氏の心をつなぎとめるために偽装自殺を続けた女。今回、本当に臨死状況になった。はたして死神の宣告はいかなるものなのか? ゆめゆめ死神を疑うなかれ。
AIの解説によれば、この『トリああああああジ』という作品は「理不尽な二者択一を迫る死神」のお話ということで、誠に正鵠を射ているのですが、今回も死にたくなければ一日一悪を強制されたり、研究者が不老不死を追究するあまり自らハダカデバネズミ化してしまったり、と解説にたがわぬ品ぞろえ。ただ違うのは、今回は死神自身に二者択一が提示されてしまうのです。え、リッパーが……まさに身の毛のそばだつ最終巻。ゆめゆめ死神をあなどるなかれ。