中学校の時、和樹は凜人とのケンカがきっかけで、妹の心に深い傷を残してしまっていた。復讐のため和樹は執拗に凜人を追い続け、その結果傷だらけになった凜人のことを、麻衣は痛ましく思っていた。凜人を心配している自分の気持ちに戸惑う麻衣。一方、母親を亡くしてから、初めて他者から暖かい気遣いを受けた凜人だが…。
優しさで包み込もうとした麻衣。一度は閉ざした心を開こうとした凜人。だが、二人に生まれていたはずの愛は、悲劇の真相にすり潰される。幼いころの記憶が鮮明によみがえった凜人、「母が死んだのは、自分のせい」だった…