愛に戸惑う果実ほど甘くて、エロい。ホテルの部屋で湧いた気持ちは、外に持ち出さずに部屋に置いてくる。「密室の感情に従って生きていたら、いつかきっと心が砕けてしまうから」私は今日も…………デリヘル嬢として生きる。どん詰まり感が漂う典型的な地方都市で営業するデリヘル『フルーツ宅配便』所属する女性の源氏名は全てフルーツの名前があてられ、夜の街に配られていく。
愛と欲のはざまで悩み続ける果実の魂の叫び金のために働くデリヘル嬢がホテルの部屋で夢を語る。夢を見ることをやめた男が女に金を払って夢を見る。夢と現実の間を縮めるために人はそれぞれ懸命に生きる。
凸と凹はいつまでたっても合わないまま。「風俗女の作った弁当なんて食べないわよね……」自分で口にした言葉に、自分の心が砕かれる。風俗嬢として、仕事をする手……好きな人のお弁当を作る手……同じ手だと信じていないのは、自分自身だった…………
フルーツ宅配便に新入社員が入社!?先輩社員にいじめられる毎日を送るユウト。言い返すこともなければ、やり返すこともない。「逃げろ!逃げて次に行け!次はいくらでもある」と淡々と話す『フルーツ宅配便』店長ミスジの言葉にユウトの人生の歯車が動き出す。新デリヘル店員として、ユウトの人生がはじまる!!
僕達は何を届けていたのか…遂に完結!!風俗から足を洗う女もいれば、この世界に裸一貫で飛び込んでくる女もいるデリバリーヘルス業界。性。愛。人。気持ち。僕達“フルーツ宅配便”は一体、何を届けているのだろう……めくるめく世界で、男と女それぞれの生き様が鮮やかに浮かび上がる!!