勉強のしすぎで睡眠不足な藤波正平は、ブラックコーヒーを愛飲し、いつも眩暈と貧血でフラフラしながら登校している。しかし学校についたら体調が良くなる特異体質ときたもんだ。そんな彼にとって命よりも大事な参考書が体育の授業中に盗まれてしまい、犯人捜しで真っ先に疑われたのは…悲しくも新一だ。
新一は高校2年生になったが、その行動は以前と全く変わらない。いつものように藤波正平にちょっかいを出してケンカが始まり、教室の照明器具を壊してしまった。互いに責任を押し付け合うも、事態の収拾を図ることが先決と判断。そして誰もいない他の教室の照明とこっそり交換しようとするが…。
今年もラグビー部の夏合宿で慈光寺にお邪魔するも、新しい住職は夏バテで昇天寸前だ。ご老体ゆえに放っておくわけにもいかず介抱していると、住職は宿泊費を無料にすることを条件に、新一を合宿期間中の看護役に指名してきた。果たしてこの指名が、吉とでるか凶とでるのか…。
土田新一と花岡世界は、親がともに銀行マンであり、いつも転勤と転校先が一緒の幼なじみだ。しかし今度の転勤は花岡家だけだったのだ…。世界ちゃんの父は彼女を土田家に預けると考えたが、当の本人は父と一緒に新潟へ行くことを望んだ。そんな世界ちゃんの決断に、新一はただただ狼狽するだけなのか――。