江戸時代、遊郭吉原。親を殺された武家出身の朱音は大見世・曙楼に自ら身を沈め、茜と名乗る。若旦那・惣右助に対する正体のわからない感情に戸惑う茜。一方、まっすぐに感情をぶつけてくる惣右助に、茜は心をかき乱されて・・・。そして、惣右助と元使用人・利一の力を借り、茜の生家・永倉家のお取り潰しの手がかりにも少しずつ近づいていき・・・・・・!?
吉原恋絵巻はクライマックスに突入!!追い続けていた勘定奉行・中村に対し、ついに仇を討った朱音たち。本懐を遂げた朱音を待っていたのは中村が残した思いもかけない証言だった…。再び闇の中に突き落とされる朱音たちの運命は!?吉原で繰り広げられる恋物語はいよいよ最終局面に突入!!
ついにふたりの愛に決断のときが迫る――江戸時代、遊郭吉原――両親を殺し全てを奪った真犯人が誠二郎だとわかり、長きに渡る因縁は茜に深い傷を残し、終焉を迎える。惣右助は茜の身請けの準備を始めるが、そんな折、幕府から棄捐令が下る。それはすなわち茜の身請け金を用立て出来ないということを意味する――誠二郎から残された「疫病神」の言葉の呪いにかけられた茜は、近江屋に降りかかった不幸をも自らのせいだと思うように。これ以上惣右助に迷惑はかけられないと、惣右助から離れようとする茜。何とかして茜を諦めてはならぬと足掻く惣右助。やっと交わるかに思えたふたりの未来は、再び無情な運命に行方を阻まれ――!?