にっくき弟・大海人皇子の裏をかいて定恵暗殺を成功させた中大兄皇子は、その余勢を駆って天皇に即位することに。民心の離反を憂慮する中臣鎌足は、絢爛豪華な即位式に反対したが、得意絶頂の中大兄は聞き入れない。外国の使節や貴族・豪族を多数招いた式典で、新大君は余興として額田王と大海人皇子に歌を所望する。ところが中大兄の妻である額田王は、大海人との大胆な不倫を歌い上げ、場内を騒然とさせる。大海人は、さらに臆面も無い返歌を…!?やられたらやり返す、仁義なき兄弟の戦いを描く権謀術数絵巻!!
古代最大の内乱“壬申の乱”は、大海人皇子(天武天皇)の勝利に終わった。しかし藤原鎌足の末裔が、天武帝崩御後、力を伸ばす。藤原四兄弟は妹・光明子を皇后の座に着け、天下を牛耳ったも同然だったが、突然、四人とも病死する。これは蘇我入鹿の祟りだ!!恐れおののく光明皇后にこう宣言したのが怪僧・行信だった。行信は入鹿の祟りを封じ込めるべく、様々な手を打っていく。“聖徳太子”という名を贈り、生前の名誉を回復させるが、祟りは治まらない。とうとう命を懸けて、行信は最後の手段を!?運命の兄弟喧嘩、驚天動地のラスト!!