石垣直角は、明倫館の名物男。一報、北条照正は、直角の人気に負けじと、あの手この手で悪戦苦闘。そんな照正を案ずる城代は、直角に、照正と、友だちになるよう、たのみこむ。城代の期待にこたえるべく、直角は照正への大接近をはじめた。そしてついに、照正を、石垣家に招待すること成功。が、はじめて暖かい家庭の雰囲気にふれた照正は、大ショック。さびしそうな照正を見て、直角は真の友達になろうと、心に誓う。
城代家老が従来までの身分や格式にこだわらない能力主義を打ち出したため、藩はてんやわんやの大騒ぎになる。明倫館も徹底した能力主義者・川上真剣が新校長として迎え入れられる。明倫館の改革を目指す真剣は、生徒を「武」と「文」を志す者に分ける。
藩の実力者・北条に呼び出された立花は、時期城代家老には北条の孫・照正にするように命じられる。照正は祖父が自分のことを「少々頭が弱いが…」と言っているのを立ち聞きしてしまい、大ショックを受けてしまう。
新城代となった照正は、誰もかれもが自分を軽蔑しているのを知り、城内で大暴れの毎日。一方、直角は照正のすさんだ気持ちをやわらげ、名城代にしようとあの手この手を使ってがんばる。しかし、照正は直角の誠意ある態度まで疑いはじめ…。
照正は身寄りのない孤児たちが懸命に生きているのを知り、胸を打たれる。城内では、照正を城外に連れ歩く直角に大使、批難の声が高まる。そしてついに、直角は城内の取調べ場・白州に連れ出されてしまう。それを知った照正は…。番外編4編収録の完結巻!!