二人の武装学生が拳銃や刃物を手に、さやかを人質にし放送室に立てこもった。しかし、これは映画研究会の劣等生二人・菊池と小坂が仕組んだ悪質な芝居だった。放送室に乗り込んだ直進は、大切な人を傷つけた卑劣な連中に、怒りを爆発させる。二人は謝罪し、一見ことは納まったかのように思えたが、ここから新たな事件が始まっていく。事情を聞かれたさやかは、学園長から「何もなかった」ことにするよう強制させられ、直進だけが3日間の停学を言い渡された…
2015年。直進は、国際宇宙ステーションに搭乗する宇宙飛行士の試験を受けるため、5年ぶりに日本へ帰ってきた。そこで直進は一緒に試験を受ける空知と、子供の頃遊んだ公園を訪ねたり、昔なじみの人達に会いに行ったりして、旧交をあたためる。以前の恋人・マイチとも久しぶりに連絡を取って、心の中に残っていたモヤモヤを吹っ切った直進は、新たな気持ちで試験に臨む。
2020年、春。直進と空知は遂に、NASAの正式認定書を持つ民間宇宙飛行士となった。直進はミッションスペシャリスト、空知はパイロットである。半年後、空知は日本人初の宇宙パイロットとして、空の天辺まで昇った。直進はじめ皆が、長年の夢を叶えた空知に祝福を贈る。だが霊界のさやかと交信できるマイチは、さやかから「あいつの悪意を感じる」と、不安な一言を告げられていた。