2007年。仙台青葉高校の2年生となった直進は妙にモテて、色々な女の子たちと親しくしていた。潔癖なところがある弓道部の“真一文字”こと一文字乙姫は、そんな直進が不埒な男に見えて、気に入らない。ある日、直進はアタルと二人で弓道部の練習を見学していた。弓道の瞬間的な集中力が宇宙飛行士を目指す自分に取って必ずプラスになると考えた直進は、練習に飛び入りし、弓を引かせてもらう。
2015年。直進は、国際宇宙ステーションに搭乗する宇宙飛行士の試験を受けるため、5年ぶりに日本へ帰ってきた。そこで直進は一緒に試験を受ける空知と、子供の頃遊んだ公園を訪ねたり、昔なじみの人達に会いに行ったりして、旧交をあたためる。以前の恋人・マイチとも久しぶりに連絡を取って、心の中に残っていたモヤモヤを吹っ切った直進は、新たな気持ちで試験に臨む。
2020年、春。直進と空知は遂に、NASAの正式認定書を持つ民間宇宙飛行士となった。直進はミッションスペシャリスト、空知はパイロットである。半年後、空知は日本人初の宇宙パイロットとして、空の天辺まで昇った。直進はじめ皆が、長年の夢を叶えた空知に祝福を贈る。だが霊界のさやかと交信できるマイチは、さやかから「あいつの悪意を感じる」と、不安な一言を告げられていた。