耕治と分かれて、北野波平の内弟子になったオキナワだったが、先輩の罠にはめられ再び夜の街を徘徊するようになっていた。オキナワのことで動揺する耕治にプロダクション側は「仕事と友情のどっちを取るのか」と詰め寄るのだった。そして耕治が選んだ答えは…
海鹿耕治は好きな女の子にまともに声もかけられないほど純粋無垢な高校生。卒業間近、就職も決まっていた耕治だったが、自分の武器は演歌(うた)しかないと、歌手を目指して単身上京する
テレサと耕治の暮らしが始まった。テレサは就職先が見つからず、収入源は耕治が流しで稼ぐ金のみという貧しい暮らしだったが、それでもふたりは幸せだった。ある日、いつものように流しで歌っていた耕治とオキナワの前に、演歌の大御所・北野波平が現われる。
大手レコード会社であるソミーレコードからメジャーデビューが決まっていたロックバンド・ショートホープス。そのボーカルである羽田が突然バンドを解散すると言い出す。しかも演歌歌手になるという。3日前、ふらりと入った店で聴いた耕治の歌が原因だった。
耕治のテレビデビューが決まった。喜ぶ耕治だったが、じつはバラエティ番組だった。一方、オキナワは北野の元に舞い戻りはしたものの、なかなかギターを握らせてもらえず焦る日々が続いていた。
デビューを賭けて、ピンチレコード制作部長の前で歌った耕治だったが、その結果は無惨なものだった。耕治はマネージャーの唐名を訪ねるが、彼は耕治の担当を下りるといいだす。
レコード会社も決まり、順風満帆のようにみえた耕治だったが、訛りを直せという部長命令がくだる。訛りにコンプレックスを持つ耕治はなんとしてでも東京人になると心に決めるのだが…
大学の学園祭に前座で飛び入り参加することになった耕治。時間が押したせいで、観客たちは大暴れを始めている。誰にも望まれていない舞台に、ギター1本だけで立ち向かう耕治だった。
耕治を訪ねてテレサがフィリピンからやってきた。喜ぶ耕治。しかし、香水のにおいをさせ、高そうな洋服を着ているテレサには何か耕治に話さなければならない事情があるようだ。気付かないようにしていた耕治だったが、ついにテレサが口火を切る。