夏の甲子園に向けての島根県予選。ベスト8まで勝ち進んだ霞高は、準々決勝で「島根のマグワイア」と呼ばれる強打者・五十嵐のいる社宮高と対戦する。五十嵐の狙い球は、光一の決め球であるインハイのストレート。光一は、かつて氷介に言われた「本物のバッターは、相手ピッチャーの一番自信持ってる球を狙ってくるもんだ。だから本物のピッチャーは、一番いい球を投げなくちゃならない」という言葉を思い出し、あえてインハイのストレートで勝負を挑む。
猛練習を繰り広げる霞高校野球部員たち。肩の故障を抱えている(ことになっている)エースの光一は、グラウンドの片隅でリハビリを続けている。しかし監督の梶は、深い悩みに沈んでいた。「光一の肩は県予選までに治らない」という、医師の宣告に思いをめぐらせているのだ…
最後の甲子園に向け、練習を重ねる霞高ナイン。光一の肩は完治していたが、光一を登板させまいとする村山親子によりその事実を隠される。だが光一は、剛速球スタイルを捨て、スローカーブを用いる技巧派の投手として練習試合に登板する。彼がマウンドに立つことにより、チームにも活気が出てきた。何としても光一を甲子園に行かせたくない村山は、光一を診断した医師・滝川に脅しをかける…
夏の甲子園大会県予選、準決勝第一試合。五回裏、9点リードの益田川高校は、無死一・二塁で4番の中西が打席に。霞高は先発の都並に代わって光一がマウンドに上がるが、打ち取るピッチングが通用しない。だがその時、球場に氷介が現れ、光一に真実を告げる。肩が完治していることを知り、剛速球を取り戻した光一。霞高ナインの反撃が始まる!!