新人ダンサーの登竜門として最も有名な「ローザンヌ国際バレエコンクール」。その決選当日、すばるは40度の高熱を出しながらも、舞台に立つことを選んだ。あまりの高熱にふらつき、宙に浮いているような感覚。だが、この逆境こそが、すばるに奇跡をもたらした。まるで重力から解き放たれたかのような、人間離れした動きを可能にしたのだ。すばるの踊りは観客の心をつかみ、共に出場する踊り手たちを震撼させた…
すばるとプリシラの『ボレロ』同日公演初日。前評判を覆し、すばるは観客の心を完全に捉える。一方、プリシラの舞台は淡々とした雰囲気のまま終わり、観客からは不満の声まで出る始末。だがそこには、プリシラの仕掛けたバレエの常識を超える“罠”があった……!!