米軍キャンプのボクシングトレーナー・ジミーと出会い、拳の怪我のために諦めていたプロボクサーへの道に再び光を見出したマリオ。だが、紹介されて訪れた医師のもとで告げられたのは、「手術の成功確率は30%以下」という厳しい現実だった。失敗した場合は、日常生活にすら支障をきたす可能性もある危険な手術だが、それでもマリオは何のためらいもなく手術の実施を申し出て…。
昭和28年。湘南特別少年院に入所する以前の桜木六郎太・16歳。5人の兄は戦死、復員した父も死に、母親とのふたり暮らしで肉体労働に明け暮れる彼が出会ったのは…ボクシング。プロで身を立てて母に楽をさせたいと考える六郎太は、同じジムの先輩でタイトル戦を控える迫田を兄貴分として慕っていた。
再びプロボクシングを目指し始めた迫田だが、彼との間に因縁を持つ銭箱組のチンピラが有藤組で暴れ、組長に大怪我をさせてしまう。責任を感じた迫田はオトシマエをつけようと単独で銭箱組に向かうが、その道中でバイクに乗ったヘイタイが立ちはばかる。ヘイタイは迫田を叩きのめすと「見せたいものがある」と、ある場所に連れて行き…!?