春から専門学校へ通うために、地方から上京してきた城戸龍彦。何の問題もなく新生活が始まったかと思いきや、部屋の壁に小さな穴を見つけ、しかもその穴から時々視線を感じるような気がして落ち着かない。同級生の米山と飲み明かした夜、その穴から光が漏れていることに気付き覗いてみると、向こう側からも女性が覗き返してきて…?
卒業式の一週間前、えみるは覗き穴をふさいで姿を消した。タツヒコはえみるを探すが、カノジョはある人物の前にいた。そして、服を脱いで言った「ずっと待っていたんでしょう?あたしのことを…」。
亡き義兄の遺影の前で、えみるは服を脱ぎ、心を解放した。悲しい過去を知ったタツヒコは、それでもえみるに会いたいと願う。だが、やっと捜し出したその時、えみるは言った。「あたしからの最期のルールです」
卒業前夜、えみるとタツヒコは、ついに結ばれる!? 望んだ通りの関係のはずなのに、なぜかぎこちない二人。戸惑うタツヒコにえみるは言った。「覗き合いのルールを復活させましょう。今晩だけの特別ルールです」ケータイコミック史上最大ヒット作、ついに完結!