戦友たちとのスパーリングを終えた前田は、いよいよフランク・ゴッチとの対戦に望む。前田と純粋に強さを競い合いたいゴッチは、大観衆を前にしたマジソン・スクウエア・ガーデンでの試合をキャンセル。近しい者数人だけを招待した、リバティ島での対戦を指定した。
光世は、勝負に臨む大山につきあってミシシッピ川で特訓を続けていた。川の中で、しかも足に重りをつけて組みあい、柔道着を着ない裸の相手を倒すのに必要な下半身のキレを養おうというのだった。
新たな闘いを求めてワシントンへやって来た前田たちは、ニューヨーク道場を任されている佐川と再会する。佐川は前田に、次の闘いで「講道館」という文字の入った道着を着て闘って欲しいと頭を下げて頼みこむ。そんな道着を着て他流試合をしたことがバレれば、即破門!
死闘の末、キニースを破った前田は、世界一強い男を目指してロンドンへと旅立つ。そこで偶然、在英日本大使の権藤と知り合いになった前田は、彼の友人であるアーサー・コナン・ドイルの援助を受け、世界一強い男を決める大会を開催することに。早速、ロンドン中の猛者に挑戦状を送りつける前田だったが……。
ハンディ・ザビエルの名に恐れをなした者が棄権し、他はスティングの襲撃を受けて病院送りとなり、前田のトーナメントに出場するのはたった4人となった。だが、その4人はいずれも百戦錬磨の曲者ぞろい。「バスクの大巨人」ハンディ・ザビエル、「恐怖の左脚」アラン・ラウス、「ムスリムの怪人」ムスタファ・ムムジュ、「ジ・エリート」ジェフ・ロウ……!!
死闘の末にザビエルを敗った前田だが、そのダメージは大きく入院を余儀なくされた。しかし、次なる相手・スティングと一刻も早く闘いたい前田は、病院を抜け出し、トニーと共にスティングの家へと向かう。
スペインの闘牛場で始まった、前田とスティングの決戦。完璧な打撃屋(ストライカー)であるスティングに対し、組み技屋(グラップラー)である前田は、組みつくことさえできず、苦戦が続く。打たれても打たれても前進し、距離を詰めようとする前田。距離を保つため後退せざるを得ないスティング。後ろにはフェンスがあるため、前田が有利になると思われたが、これこそがスティングの狙いだった