12億円もの契約がかかった大事な接待の場所に「藤村」が選ばれた。接待の相手は、経営の神様と言われた大谷電機の元・社長の大谷総一郎。大谷は、どんな料亭で接待されても必ずカツ丼を注文するのだという。この情報を得た熊野は、煮方の伊橋にカツ丼作りを任せる。責任の重大さを感じた伊橋は、昔「藤村」の立板だったが、現在は定食屋を開いている横川にカツ丼作りのコツを教わりに行くのだが……
回転寿司が大流行のこの頃、でも伊橋は「あんなものは寿司屋じゃない」と言ってはばからない。そんなある日、「藤村」に天プラばかりを注文し、何を話し掛けても「放っておいてくれ」という客が現れる。そのお客に文句を言う伊橋を、親父さんは食事に誘う。でも親父さんが伊橋を連れて行ったのは、回転寿司屋だった! その目的は…
伊橋のもとに、京都の料亭「花家」に勤める清から電話がかかってくる。なにやら切羽詰まった様子で、“「花家」を辞めることになるかもしれない”と言う。追い回し時代、一緒に修業をしたこともある清の言葉に、伊橋はすぐ京都へ向かうのだが……
“藤村”に、ある田舎ホテルから助っ人の依頼が舞いこみ、伊橋と東がでかけることになった。そのホテルに着いた伊橋は、料理の献立を見てビックリ! 刺身、ステーキ、酢豚など、和洋中ごちゃまぜだったのだ。「バラエティーに富んでいるほうが客受けがいいから」というのがその理由なのだが、伊橋はどうも気にくわない。結局、洋食と中華を東が、和食は伊橋が担当することになる。気が進まないながらも手を抜かず料理する伊橋だったが、お客さんの反応はイマイチで……